「アンカー」防衛省の闇と自衛官の不信感(おまけ:金大中事件)
2007.10.25 Thursday 02:30
くっくり
中村医師
「(治安は)過去最悪の状態になってます。人口のほとんどは農民なんですね。今、アフガニスタンではもう今まで、歴史上なかったような大干ばつが今も進行し続けてる。もう追いつめられた状態ではみんな過激な考えに走りやすいわけで、どうせ死ぬなら道連れにという、物騒なムードが広がっているということはあるでしょうね」
タリバンの復活で、かつてないほど治安状況が悪化していると指摘する中村医師。
ならば、テロリストの掃討に給油という形で協力する現在の海上自衛隊の活動は、アフガニスタンの人々にとっても喜ばれるはずですが――。
中村医師
「数名のテロリストがいるという情報だけでもって、ジェット機でその村を爆撃をするという、こんなことが普通に行われている。こともあろうにその爆撃機がですね、日本の給油によって飛んできたとなればね、これはどういう感じになりますか?これは反日感情が起こるのは当然であって、私は給油活動は絶対にしちゃいけないことの一つだと思ってます」
これは6年前の冬に撮影された、アフガニスタンを襲った干ばつ被害の写真です。
今年はこの時を上回る大干ばつが発生していて、これから冬にかけて食糧不足が心配されると言います。
民主党の主張するISAFの民生部門での支援ならば、この問題は解決できるのでしょうか。
中村医師
「ISAFはまずい。これはもう米軍以上に凶暴ですよ。(ISAFの)民生に手を出すといっても、これは名前からしてですね、治安維持部隊ですから、どうしても軍事目的を達成するための民生になりやすいわけで」
さらに中村医師はISAFの兵士の目に余る現地での行動から、すでにアフガニスタンの人々の信用を失っているとします。
中村医師
「私はISAFにずいぶん危ない目にあわされたからですね。あの厳しい禁酒国でですね、路上で平気でワインをラッパ飲みしてですね、(空き瓶を)通行中の車に投げつける。それから墓を暴いて頭蓋骨で遊ぶと。あの仲間になっちゃいけませんね」
中村医師のNGO・ペシャワール会はこの春、4年越しで全長13キロの用水路を完成させました。
[7] << [9] >>
comments (23)
trackbacks (4)
<< 外国人から見た日本と日本人(2)
福田総理が家族会と面会&どうなるテロ支援国家指定解除 >>
[0] [top]