「アンカー」防衛省の闇と自衛官の不信感(おまけ:金大中事件)

2007.10.25 Thursday 02:30
くっくり



image[071024-08sibiri.jpeg]村西利恵
「自衛官が不信感を抱く日本のシビリアンコントロール」

青山繁晴
「今ね、この自衛隊の問題、自衛隊が情報隠したりしたのはシビリアンコントロールの危機だと言われてるわけですね。で、その報道だとね、日本にはまともなシビリアンコントロール、シビリアンというのは本来の意味は、僕やヤマヒロさんや室井さんのような普通の市民のことを言うわけですね。で、市民から出た大臣、本来は文民と言うわけですけど、そういう文民が前の戦争の反省を踏まえて、軍人あるいは自衛官をちゃんとコントロールする、その良いシビリアンコントロールがあるかのようにまず言って、で、それが危機になってるんだという言い方を自民党も民主党もしてるけれども、もともとその日本のシビリアンコントロールってあきれたことにですね、私たち国民やあるいは国民から選挙で選ばれた政治家がコントロールするんじゃなくて、実際は役人がコントロールしてるわけですね。防衛官僚がコントロールしてるわけです。だからたとえば他の若手の良心的な自衛官がイラクから帰ってきて僕に言ったのはですね、青山さん、日本は文民統制じゃないですね、文官統制ですねと。役人が決めたまちがったことでも何でもやらなきゃいけない。で、国民や政治家のチェックっていうのはほとんど受けてない。ほとんど官僚、守屋さんのような官僚が決めるようなばっかりですよという話をしたわけですね。で、これ、たとえばね、国民に知られてないことで、僕が国民に今、伝えるべきだなあと改めて思うのは、さっき言いました15〜6年前に僕が防衛記者になって、防衛庁配属になって、正門に行ったらですね、当時の防衛庁の正門に行ったら、衛兵が立ってるでしょ。衛兵が銃持って立ってますね、世界中同じですけど。その後ろに警視庁の機動隊が守ってるわけですよ。ま、ある小さなその情報があってね、僕はびっくりして、その衛兵の後ろで機動隊が守るというのはどういうことですかと、当時の幹部に取材していったら、衛兵の持ってる銃はなんと、それは木なんです。木だったんです。木銃(もくじゅう)です。もうあらゆるテクニックを使って本物に見せた木の銃だったんです。木銃って言葉は自衛隊の中で言われてますけどね、未だにね」

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