「アンカー」武力行使容認?小沢代表が民主党を壊す?
2007.10.18 Thursday 02:21
くっくり
村西利恵
「はい。現在行われているアフガニスタンでの活動を、まずご覧いただきましょう」
image[071017-10afgan.jpeg]村西利恵
「3つあるんですけど、OEF(不朽の自由作戦)、これ先ほど青山さんも言われた、アメリカとイギリスが行っているものですね。そして小沢さんの発言で話題となっているISAF(国際治安支援部隊)、それからその一環であるとされるPRT(地方復興支援チーム)という3つがあります」
青山繁晴
「はい。ここに(画像の背景に)アフガンの絵が出てますけれども、さっきね、村西さんがOEF、不朽の自由作戦をアメリカとイギリスが行っていると言ったんですけど、そうなんですけど、正確に言うと始めたのはアメリカ、イギリスだけども、もう実にたくさんの国がこれに参加してるわけですね。で、それと同じようにこのISAFもたくさん参加してて、PRTにも参加してて、ほとんど国はたくさん重なっちゃってるわけです。だからこれ、日本ではこれ全然別物と言ってるけど、現地アフガニスタンではですね、これ一体化してるわけです」
村西利恵
「3つはもうごちゃまぜになってしまっていると」
青山繁晴
「ごちゃまぜになってます。この不朽の自由作戦であれ、この支援部隊であれ、これは当然、弾薬とか水とか食糧とかの補給が必要ですね。で、それをこのPRTが実質担ってたりですね。あるいはPRTはISAFやこの不朽の自由作戦の軍隊にも守ってもらわないと何もできないってことで、これ分けられないわけです。小沢さんはこれ(PRT)だけ入ればいいじゃないかと今は話を変えて、菅さんもそれならいいんじゃないのと言ってるけど、これ分けられないんだから、実は前原さんが言ってるように、もしここに日本が人を出すんだったら、自衛隊が武力行使してでも守るのか、アメリカ軍をはじめ他の国の軍隊に守ってもらうのか、その問題出てきますよっていうのは、小沢さんには申し訳ないんだけども、やっぱり前原さんたちが持つ疑問の方が正しいんじゃないかなということが1つあるわけですね。それからもう1つ、根っこの話としてですね、その小沢さんがなぜ日本国憲法の海外での武力行使の禁止を超えてまでアフガンではできるのかと、小沢さんがなぜ主張したかというと、それは国連のお墨付き、国連決議があるからと言いましたね。これね、きっと室井さんも含めてなかなかわからない話だと思われると思うんですけど、これ僕たちがね、世代関係なく中学ぐらいで習ったことを思い出していただければいいんです。中学ぐらいの時に習ったことはね、国連というのは本来の理想としては、常設の国連軍、その国連がもしも将来、地球政府になったら、そこに地球政府軍としての国連軍がきっとあったらいいねと、そうなったら国家の主権よりも上にありますね。でもそれは理想であってまだできてませんという話を習いましたね。で、小沢さんは恐縮ながらその常設の国連軍とですね、たとえばこのISAFのようにとりあえず1コの国連決議があって、それが保証してるだけの軍事的な部隊と、まあはっきり言うと混同してしまってる。で、このことは避けようがない。つまり常設の国連軍がないのに、国連決議があるからといって、日本の政府や日本の国民と関係なく武力行使をしなきゃいけないということになったら、日本国家の主権はどこに行ったんだという話になりますから、残念ながら小沢さんは分が悪い。小沢さん、分が悪くてひょっとしたら民主党が壊れるかもしれないって話なんですが、じゃあ政府・自民党の出したね、これから出す新法が予定通りいくのか、そこはどうなるんだろうってことが次の疑問ですね。これがどうなるかってことを予言してる人が実は1人いるんです」
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