「アンカー」南北首脳会談と6カ国協議と福田別働隊

2007.10.04 Thursday 03:06
くっくり



山本浩之
「だけど改めてそれを見ると、やっぱりアメリカはそういう戦略なのかって思ってしまいますと、ショッキングですね」

青山繁晴
「ショッキングなんですが、これを現実として見なきゃいけないのは、アジアでいよいよ冷戦が終わるってことなんですよ。というのは、ずっと冷戦時代は共産中国と共産北朝鮮が仲間で、この、韓国と日本とそしてアメリカが仲間で、仲間同士が必ず固まってるっていうのが冷戦時代の話だったわけでしょ。それがヨーロッパではもう18年前に冷戦が終わってんのに、アジアではずっとそれ固定されてきたんだけど、とうとう終わるんですよ。アジアで冷戦が終わる最先端が北朝鮮とアメリカの接近であって、この地図を見ていただくと皆さんよくわかりますね。今まで中国はここ(北朝鮮)にいわば緩衝地帯があったわけですね。属国があったわけですよ。で、韓国、日本、アメリカだったわけでしょ。ところが韓国も日本もいいから、ここ(北朝鮮)にもしアメリカが入ってくれば、中国としては柔らかい喉元にいわばナイフを突きつけられるも同じで、しかも核を持ってるわけだから。小さくてもですね。そうすると今までの仲間同士のどうのこうのというのはガラガラポンになるという話なんです。その現実を見なきゃいけない。だからアメリカがどうしてあんなひどい合意まで含めて、さっきのVTRにもあった通り、ブッシュ大統領までおそらくは認めてしまったかというと、戦略がもう切り替わってしまったからなんですよ。そうするとね、皆さんにこのこともお話ししなきゃいけないのは、先週にこの放送でね、いや、違う問題が出ましたと。北朝鮮がシリアやイランに、捨てるはずの核関連の物を売ろうとして、イスラエルがそれを爆撃して新たな事態になってますと言いましたね。あれは6カ国協議が始まる直前でしたね。さあ始まってみてどうだったかというと、これは実はこんなことなんです」

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