「アンカー」南北首脳会談と6カ国協議と福田別働隊
2007.10.04 Thursday 03:06
くっくり
image[071003-08tuginosoti.jpeg]村西利恵
「年内に寧辺の3つの核施設を無能力化。『全ての』って書いたのに『3つの』になってるんですけども。これ『全て』じゃない……」
青山繁晴
「だから村西さんも言われた通りで、こんなの子供でもわかる話でね。あれ?寧辺っていうのは初期段階でもう終わった話だろう?と。今はとにかく止めて、IAEA、国際原子力機関が監視してる状態ですね。それをさらに無能力化すると言ってるわけですよ。全ての核施設っていうのはね、核関連っていうのはどこに行ったんですか?と。それ、ボーンとなくして、いきなりこのテロ支援国家の指定も解除しましょうと。『履行状況に応じ』って書いてあるけども、要はこれ(寧辺の無能力化)をやれば(テロ国家指定解除を)やりましょうってことになってるわけでしょ。だからこんな無茶な話はないっていうのは、どなたも新聞やテレビで感じると思うんですが、その庶民感覚は実は正しいわけです。で、今は裏で解説するっていうのは、なぜそれが起きるかっていうのは解説しますが、まず表のおかしいなという感覚はやっぱり皆さん、大事にしていただきたいんです。で、ちょっと付け加えておきますとね、そもそもこの無能力化って何なのか。僕は原子力とか核の世界にま、専門家のはしくれとして関わってきましたが、こんな言葉、今まで聞いたことないわけですよ。これ、あのまあ普通は廃棄って言うわけです、止めちゃう場合は。それはディスマントルって言うわけですね、普通の専門用語でいうと。で、これはディスエイブルネスとか、そういう言い方してるわけですけど、そんな言葉、今まで聞いたことないわけですよ。だから本来はチェルノブイリの原発をコンクリートに埋めたようにすることを廃棄って言うんであって、それはどうせやるつもりはなかったから、たとえば部品を1個抜くとか、あるいは化学物質を1個混ぜるとか、つまり当分は使えないけれども、やがて使ってもかまわないよっていう話にすぎなかったわけです」
村西利恵
「使いたい時にはまた使えるようには置いておくという……」
青山繁晴
「そういうことですね。ヒルさんはそのへん、ある意味それを正直に言っちゃってて、最初はまあたとえば、10年ぐらい使えなかったらいいんじゃないですかと言ってたのが、最近は、こないだ6カ国協議の中ではね、いや、1年ぐらい使えなきゃいいんじゃないかと言ってるわけですよ。これ皆さん、もうこれでわかるじゃないですか。1年間北朝鮮が核開発やめたって、その先はできるってことになっちゃいますからね。で、このテロ国家の指定を外すことについて、ここでまあ食い違いが今、出てるわけですね。それは興味ある方はご存知だと思います。つまり日本とかアメリカとかヒルさんに至るまでね、これ年内にやるというのは別に今の合意の、これまだ案なんですけども、中には入れてないよということを言ってるわけですけども、北朝鮮の金桂冠(キムゲグァン)さんはもう入れてあると言ってるわけでしょ。それ食い違ってることになってるけど、僕はほんとは食い違ってないと思います。というのは、北朝鮮の金桂冠さんは本音を言ってるのは、こんなの(寧辺の無能力化)簡単だからですよ。こんなのいつだってできる。もうすぐでもできちゃうから。まだ10月ではすぐできちゃうんだから、履行状況に応じてテロ支援国家を外してくれるというなら、年内、間に合うはずだってことを金桂冠さんは言ってるにすぎないわけです」
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