「アンカー」南北首脳会談と6カ国協議と福田別働隊
2007.10.04 Thursday 03:06
くっくり
村西利恵
「え、どういうことですか?」
青山繁晴
「これはつまり、たとえば横田めぐみちゃんをね、今まで死んだことにしてきて、ニセの遺骨も出してきたわけでしょ。それが突然生き返りました、出せないっていう含みが僕はあるんだろうと思います。それ、いくら聞いても相手は言いませんけどね。『解決は解決なんだ』と言うだけです。で、これ実はですね、もう辞めてしまった安倍さんですけど、ある意味、辞めてしまったから安倍さんがほんとに言ってたこと言うとね、これ、もしも安倍政権の時もそういう話になったら、生きてる人も殺害される恐れがあるんじゃないか、ひょっとしたら腕の1本だけ返すってことまであるんじゃないかってことを、安倍晋三さんらしくね、心配してました。そこまで今、自民党内部やろうとしてるって、まさか言いませんよ。しかしいずれにしろ、12人の方が仮に解決ということになってもですね、実際の拉致被害者が17人だけで終わってると思う人は、実はこの国にいないわけですよ。特に支援者団体の方々は100人を超えてるとおっしゃってるし、それから日本の公安当局、北朝鮮を世界でほんとは一番よく知ってる公安当局は少なくとも20人半ば以上、少なくともですよ、逆に言うと、何とか頑張って認定して20何人だということは、17人で止めるってことは少なくとも10人前後の方は、最小限でも10人前後の方は見捨てられるわけだし、もし救援団体の言ってることが正しいとすると80人以上の方が、80人、90人の方が見捨てられるってことになるわけですね。だからこの17人全員を、全員を解決すると言ったら、これはしかし大きな誘惑でね、今までの1人2人と違って、実はなかなかすごい誘惑なんですよ。たとえばアメリカは、それだったら解決じゃないと僕に言う人がいるわけです、政府関係者の中に。というのは、100人とかそんな話、アメリカの人も知らないから、当然日本政府が認定してるその話で終わりだろうとみんな思ってるから、これは大変なことです。但し、公平を期すために言っときますと、福田総理がこれをもう受け入れてそれで行きましょうと指示した事実は、僕が知る限りはありません。あくまでもさっきここ(キーワード)に書いた通り、福田さんの別働隊の動きが、ちょうどアメリカが北朝鮮に対する戦略を根幹から変えたように、この別働隊は戦略を根幹から変えつつあるということを、僕ら国民は早めに知る必要があります。そしてもう時間がありませんけど、最後に皆さんにお話ししたいのはですね、じゃあ日本はもう絶望なのかと。最後の1人まで取り返したいと言って、普通の神経を持った、普通の心を持った日本国民にとっては絶望かというと、そうではありません。そうじゃなくて、さっき南北首脳会談の時にもお話ししましたけど、たとえば金正日さんは、これは米英日のそれぞれの当局が何となく今回感じたのは、やっぱりもって5年かなと。この金正日の独裁政権は。あの感じからするとですね。それが一つと、もう一つはさっき言った通り、ナイフを突きつけられた中国がいつまでも黙ってることはありえないんです。今まで何度も言いましたけども、今は北京オリンピックと上海万博を絶対やらなきゃいけないからずっと死んだふりしてる胡錦濤体制が、やがてこの件について戦略を動かそうとする、その時に日本はさっき言った冷戦が終わりつつあるということをよく胸に叩き込んで、その時だけ中国を利用し、いい時だけアメリカを使うという、使われる日本から使う日本に変わると必ず最後の1人まで僕は取り返せると、福田政権であってもその可能性はあると僕は思っています」
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