2007.10.02 Tuesday 01:47
くっくり
高校日本史の教科書検定意見で、沖縄戦の集団自決に日本軍の強制があったとする記述が削除された問題で、渡海紀三朗文部科学相は1日、「沖縄県民の気持ちを受け止め、何ができるか選択肢を検討したい」と述べ、記述見直しに向けた何らかの対応を取る可能性を示唆した。
これに先立ち、町村信孝官房長官は同日午後の定例記者会見で「修正できるのかどうか、関係者の工夫と努力と知恵があり得るかもしれない」と述べた。
沖縄県では先月29日に約11万人(主催者発表)が参加した大会が開かれ、仲井真弘多知事が「検定意見に強く抗議し、意見が速やかに撤回され記述の復活を強く要求する」と述べていた。
山崎氏、見直し要求へ/教科書検定で文科相に
沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」で軍強制の記述が削除された高校歴史教科書の検定問題について、自民党の山崎拓前副総裁は二十八日、「軍の関与を認めているが、強制の有無が明確ではない」との認識を示し、「検定に過誤があった場合、文科相は(省令で)見直しを勧告できる。文科相と話し合う」とし、山崎派から入閣した渡海紀三朗文科相に、検定見直しの勧告を働き掛ける考えを明らかにした。
同日午後、宜野湾市内のホテルで開かれた安次富修衆院議員の激励会で述べた。
山崎氏は来県前、渡海文科相に「二十九日には県民大会が開かれ、県民の琴線に触れる重要な問題。打開に向けた重大な決意が必要」と述べたという。
渡海文科相は「よく勉強し、県民の考えをよく受け止めて対処したい」と答えるにとどまったという。
山崎氏は「沖縄選出・出身の国会議員と連携して真剣に取り組み、県民の期待に応えたい」とした。
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