「アンカー」北の核流出疑惑と福田外交の2つの顔
2007.09.27 Thursday 01:39
くっくり
image[070926-08mikakunin.jpeg]村西利恵
「シルエットが出てきました」
青山繁晴
「はい。で、イスラエル軍はさっき言った農業施設って名前の地上の施設だけじゃなくて、実は道路上の車列も爆撃したらしいと。というのはですね、皆さん、さっきシリアの港の入ってですね、で、そこから施設に入れたそれは一部であって、もう一部は他の所に運ぼうとしてた」
村西利恵
「車で運んでいた」
青山繁晴
「はい。それはどこかというと、これです」
村西利恵
「『その車列はイランへ向かっていた』……」
青山繁晴
「はい。それを、そこもイスラエル空軍が爆撃したという説がイギリスを中心にしてありまして、僕はその可能性はかなり高いと思っていて、このイランというの、ちょっと地図出していただけますか」
image[070926-09map.jpeg]青山繁晴
「イランというのはですね、これがイランの核開発問題が、今、北朝鮮どころじゃない、世界で大問題になってるってことは皆さんご承知だと思うんですが、もともとはシリアとイランっていうのは間にイラクという強い国があって、つながってなかったわけですね。ところがアメリカがフセイン政権を倒してしまったために、このイラクの北部の方はもうシリアとイランの間で、だだもれに通行できる状況になっています。これは間違いなくなってるわけですね。だからこのあたり、港から入れて一部はこうやってイランに持って行こうとしたのを、イスラエルがここも(施設も)ここも(車列も)叩いたということで、これは要するにたとえば、一説によると、来年になるとイランを空爆するんじゃないかという恐るべき話になってる(一同「うーん」)。それはもうシリアとイランじゃ全然違って、イランは本物の大国で、しかもこのイラクの半分を手中にしているわけですから、これはすさまじいことが起きようとしているわけですね。そうすると、これは6カ国協議の中で最も大事な問題になるわけですね。で、皆さん、もう一回話を戻しますとね、19日にやるはずだったのを北朝鮮がいったん嫌だと言ったってことは、さあこれをどう説明しようか、ああでもない、こうでもないとやってたことは間違いない。それを27日に、つまり明日から開くってことは、北朝鮮はもう態度決めたわけですね。それをどうするのか、どう説明するのか。これは6カ国協議の全体会合で言われるはずはなくて、アメリカと北朝鮮の内緒の話で必ず出る話です。まず福田政権が中身をつかめるのかつかめないのかってことが、とても大きなカギになる。それから、もしも北朝鮮がそこで全否定したら、これはひょっとしたら今までのヒルさんの宥和路線は、もうそこで潰れてしまうかもしれない。でも本当はですね、これはアメリカの関係者が言ってるんですが、北朝鮮が本当にしたたかだったら、『ごめんなさい、ちょっと魔が差してやりました』と認めてしまったらですね、逆にブッシュ大統領は、ああそうか、それならやっぱり逆に信用できるじゃないか、ということに6カ国協議はさらに進むかもしれない。いずれにしろ、これ、大きな峠の分かれ道に入ってるわけですね。だから福田政権は、今まで『圧力と対話』と言ってたのを、『対話と圧力』に変えますっていうようなことを、そんな生やさしいことで対処できる状況じゃないわけです。で、その上で、福田外交はこれからどうするかっていうことをですね」(手書きフリップ出す)
[7] << [9] >>
comments (25)
trackbacks (2)
<< さらば安倍総理、そして福田新内閣は…
「ムーブ!」花田編集長『そんなに安倍が悪いのか』 >>
[0] [top]