「アンカー」北の核流出疑惑と福田外交の2つの顔
2007.09.27 Thursday 01:39
くっくり
青山繁晴
「ええ。あの、まず皆さんが考えていただく上で一番ヒントになるのはですね、もともと明日から、つまり27日からやる予定になってる6カ国協議というのは、ほんとは8日前の9月19日からやる予定だったんですよ。で、北朝鮮にとってはそれが都合がよかったはずです。すなわち、安倍さんが入院してて、日本が政治空白の間ですから、福田新政権ができちゃった今よりも、そこで6カ国協議やって日本をもっと追いつめるって作戦だったのに、突然、北が、いや、今はできないと言い出したんですね。その理由がどうしてかということが、最初の考えるヒントであって、それは、北はその時に6カ国協議を開いたらアメリカに説明できない重大なことがばれて、あるいはばれつつあったからですね」
image[070926-05post.jpeg]村西利恵
「それで大騒ぎになっていたということなんですが、まずは先ほどのVTRにもあった9月20日付ワシントンポスト紙の紙面をご覧下さい。『シリアからの衝撃波』と題して、『イスラエルが空爆したのは、北朝鮮が協力したシリアの秘密核施設ではないか』と報じられているわけです。さらにこの疑惑について、他の欧米メディアが報じた内容はと言うと、このようなものでした」
image[070926-06oubei.jpeg]【9/6 イスラエル軍がシリア北部を空爆】
【9/3 核関連物資を搭載した北朝鮮籍船がシリア入港】
【北朝鮮の核担当官が夏ごろシリア入国】
村西利恵
「3つまとめてみたんですけども、解説をお願いします」
青山繁晴
「はい。これあの、皆さん、これ見ていただいて、一番、そりゃ空爆、ショックでしょ。これ世界が大騒ぎされてて、騒ぎになってないの日本だけなんですよ。それは世界はショックです。このイスラエルはですね、アメリカからテロ国家の指定をされてる北朝鮮と同じようにされてるシリアを、ついに爆撃したかと。これ、大きなことなんですね。で、日本は内政の混乱で話題になってませんが。で、これを理解するために一番最初に僕らが注目しなきゃいけないのはこのことであって、夏ごろってついこないだですよね。7月から8月にかけて、北朝鮮の核開発の担当官がシリアに入国したっていうことを、イスラエルのシャバックっていう諜報機関がつかんで、アメリカにすでに夏ごろに通告しました。従って、すでにイスラエルがこのへんで緊張していたところに、今月の3日、9月3日にシリアのこれ、タルトゥースっていう港なんですけれども、そこにま、関連物質を搭載した北朝鮮の船って書いてますけども、見かけ上は、上はセメントでした。で、上はセメントなんだけども、このイスラエルのシャバックっていう諜報機関はこの、中東全体にものすごいスパイを送ってますから、そのセメントの下にどうも核関連物質があったらしいということをキャッチして、で、それを3日後にですね、この関連物質をシリアは、トルコとの国境に近いあたりの農業研究施設というところに持ち込んでいたのを……」
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