つのださんと靖国の話がいつの間にやら福田さんの話に

2007.09.22 Saturday 03:18
くっくり


 中韓が盛んに靖国批判をしていた小泉政権時代、「靖国神社に代わる新たな追悼施設を造るべきですか?」といった世論調査がよく行われました。
 当時は、中韓に配慮せねばという気持ちからか「造るべきだ」と答えた国民もそれなりにいたと思います。
 が、今はどうでしょうか。もし今、同じ世論調査をしたとして、それでも「造るべきだ」と答える人が果たしてどの程度いるのでしょうか。

 それでなくても財政が苦しい日本。年金未払い問題もあります。政治とカネの問題もあります。
 そんな無駄な公共事業に賛成する人がいるとしたら、サヨク活動家ぐらいではないでしょうか。


 とは言え、「福田総理」が“靖国参拝せず”で任期を終えるぐらいならまだラッキーな方であって、最悪、「追悼施設建設」を具体化させてしまう可能性があります。

 現に9月15日に自民党本部で行われた出馬会見で、福田さんは「戦争の犠牲者を追悼する施設があってもいいのではないか」と発言し、前向きに取り組む考えを表明しました(読売9/16)。

 ところがところが……!
 今日(9/21)、そんな福田さんに大きな変化が。

 日本記者クラブ主催の公開討論会で、福田さんは、官房長官時代に私的懇談会がまとめた施設建設を求めた報告書を、「採用する気持ちはない」と指摘。
 さらに、「多くの国民に理解され、敬意を表するものであってほしいが、石を投げる人がいるような状況で造っていいだろうか」と、反対が根強い中で自らの内閣で具体化する考えはないことを明らかにしたのです(産経9/21)。

 9月15日の出馬会見からわずか6日でこの変わり様。怪しいなぁ。

 以下は先月のニュースなんですが、

新追悼施設、調査費見送り=来年度予算概算要求で政府(時事通信8/29)
 (すでにリンク切れ、2ちゃんねるにコピペあり)
 政府は29日、小泉純一郎前首相の靖国神社参拝をきっかけに検討してきた新たな戦没者追悼施設について、2008年度予算の内閣官房の概算要求に調査費を盛り込まない方針を決めた。

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