つのださんと靖国の話がいつの間にやら福田さんの話に

2007.09.22 Saturday 03:18
くっくり



 何も思ひ残すことはありません。ただ、万歳あるのみです。
 お母さん、きつと桜咲く靖国神社に来て下さいね。
 いつまでも、元気でゐて下さい。(絶筆)


 陸軍歩兵曹長 久保田武命
  歩兵第三十四聯隊
  昭和十三年七月二十二日
  中支・安徽省宜城県、双渓橋付近にて戦死
  静岡県静岡市出身 三十三歳

 和子よ、父は君國のため喜んで戦場の露と消えました。父は笑つて死にました。父がこの世に残す思ひは、唯々お前のことだけなのですよ。父なき後は、母の教へに従ひ、立派な女性となり、若くしてその夫を失へる不幸な母を、幸福にして上げなければいけません。
 父の肉体はすでに無く、父の顔は永遠に見られぬけれど、父の霊魂は九段坂の上から、いつまでもいつまでもお前とお前の母の幸福を祈つて守つてをります。
 お前の三歳の姿を、私の魂は抱き続けてゐます。再びいふ、母の訓へに従ひてよき女性となり、幸うすかりし汝の母への孝養を、汝の任務と知れ。
 和子チャン   父
 (徐州会戦にのぞまんとする時わが幼き児へ)
 

 陸軍伍長 鈴木三郎命
  野戦照空第二大隊
  昭和二十年六月二日
  フィリピン、ネバビスカヤ州、アリタオ島にて戦死
  愛知県愛知郡出身

 チヅ子、オマヘノ父ハ、イマ、ヤスクニジンジヤデ、チヅ子ノゲンキナスガタヲミテヨロコンデヰル。
 シッカリベンキャウシテ、オトウサンヲ、ヨロコバセテクダサイ。
 オトウサンニアイタクバ、ヤスクニジンジヤヘキナサイ。
  昭和十八年七月二十九日

 圧倒的に多くの戦死者が「靖国で会おう」と遺書に残しています。
 英霊の「魂」は靖国神社にあるのです。靖国神社はすでに日本人の慣習として定着している「魂」との出会いの場所なのです。

 なのに、後の時代の人間の都合で勝手にでっち上げた施設へ、英霊に引っ越せとでも言うのでしょうか。
 「魂」のいない空虚な施設に、ご遺族や国民がお参りする気になるでしょうか。

 「追悼施設建設構想」なんてものは、外向けの、はっきり言えば中韓向けのものでしかありません。
 その証拠に、中韓(及びサヨクマスコミ)があまり騒がなくなって以降、それに呼応するかのようにこの動きは沈静化しました。


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