つのださんと靖国の話がいつの間にやら福田さんの話に
2007.09.22 Saturday 03:18
くっくり
神道に「原理」はあるとしても、「原理主義」はありません。それぞれの時代に対応して自然に変化しています。
ましてクニを近代国家にするという、それまでの日本史にない事態の中で生まれたのが、靖国神社です。
そもそも靖国神社が「国家の政治的意志」の産物にすぎないのなら、なぜ戦後、国家から切り離された靖国神社が今も立派に存在し、日々たくさんの参拝客が訪れているのでしょうか?
この前なにげに2ちゃんねるを見てたら、腹の立つ替え歌を見つけました。
靖国の前で 泣かないでください
そこに英霊はいません 眠ってなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています ♪
元歌詞はこのようになってます。
私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています
私の夫はこの歌が好きでよくカラオケでも歌うそうですが、私がこの替え歌のことを話したら、「秋川雅史にも失礼だけど、何より靖国の英霊に失礼だ!」と激怒しました。
皆さんご存知の通り、靖国神社にお墓はありません。遺骨もなければ位牌もありません。あるのは英霊の「魂」です。
この替え歌の主は、靖国神社にお墓や位牌があると思い込んでいるのかもしれません。
あの加藤紘一氏ですら、つい最近まで「靖国神社に位牌がある」と思い込んでいたようですから、一般国民がそう勘違いしてしまっても無理もないのでしょう。
嘘のような本当の話ですが、加藤紘一氏は2004年10月21日に行われた中国国際戦略学会での講演の中で、「靖国神社に位牌がある」旨、発言しました。
加藤氏の公式サイトのこちらのページの一番下、赤字で注記がされている箇所に注目して下さい。
注記の直前に「現在の問題は1978年に靖国神社がこの14人を合祀したことに発しています」という記述がありますが、2006年4月8日に私が見た時点では「現在の問題は1978年に靖国神社がこの14人の位牌を合祀したことに発しています」となっていました。
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