2006.05.06 Saturday 02:25
くっくり
<インタビュアー>
去年韓国社会は日本の「扶桑社の歴史教科書」波紋と島根県の「竹島の日宣布」などのため大きな憤怒を感じています。今年に入っても独島(ドクド)問題で両国の間の葛藤が大きくなっていると感じております。
増田ミヤコ先生は、歴史教科書と独島問題について関心はもっていらっしゃるんでしょうね。また、独島の領有権論難はどう考えていますか?
<増田>
はい。地理・歴史・政治経済を教える教員として、これらは避けて通ることのできない問題です。私の免職は、扶桑社教科書を批判して生徒に教えたことを教育当局が憎悪したことにありますが、私は扶桑社教科書は「日本の恥」だと思っています。こんなウソだらけの「歴史偽造主義」の教科書で、生徒達に正しい歴史認識を育むことはできません。まともな判断力を持ち、生徒達の未来に責任を持つ教師ならば使えるわけがありません。
独島(竹島)問題については、韓国の方々は日本人に対して「どうして分からないのだ?」と、いらつく感じをもたれていらっしゃると思います。私は日本人の大部分は「1905年」という年が、何を意味しているかを全く知らない、という現状があることが一番問題だと思っています。その上、日本人の大部分は1952年のサンフ ランシスコ講和条約の問題も知りません。条約や歴史について詳しい情報が報道されず、よほど関心のある人でなければ事実を知りません。摩擦が起きた時だけの表面的な報道で、感情的に反応している国民が多い、というのが実態です。
私は、島根大学で内藤正中先生に教わったことがあります。内藤先生の意見に賛成です。独島・竹島問題は歴史の清算を日本がきちんと行ったうえで、初めて冷静に話し合える問題だと思います。
<インタビュアー>
先生は、正しい歴史教育をしたために、こういう目にあって後悔していませんか。 普通に教科書を教えていれば、こういうことにはならなかったと思うんですが。
<増田>
全く後悔したことはありません。私は、1989年、昭和天皇の死んだ時の日本の異常さに、それまで、きちんと侵略と植民地支配や天皇の戦争責任について教えてこなかったことを後悔しました。これからは、自分が、どういう目にあっても、きちんと教えて自分の職責を果たそうと決心したのです。ですから「逃げない、隠さない、 誤魔化さない」で、教育をしてきて全く後悔はありません。
[7] << [9] >>
comments (12)
trackbacks (0)
<< 韓国統一相の発言で家族会の反応
遺棄化学兵器問題〜兵器引継書を盾に値切るべし >>
[0] [top]