9・17から5年 今こそ国民的運動を高めよう

2007.09.17 Monday 01:50
くっくり


 「圧力がなければ対話にならない」という麻生さんの主張は正しい。

 対話だけで被害者を返すような国なら、最初から拉致などしていないでしょう。
 圧力が効いてこそ、向こうも真剣に対話にのってくるのです。圧力なしに決して譲歩など引き出せません。


 9月15日午後に福田、麻生両氏がそろって臨んだ共同会見――。

 麻生さんは「(北朝鮮が)圧力がなければ対話に行かないということは、経験則でかなり出てきた。日本のこの数年間の対応は決して間違っていなかった」と述べ、圧力重視の考えを示しました。

 一方、福田さんは「交渉の余地が生まれてこないかどうか、交渉しようという姿勢、意欲が向こう(北朝鮮)に伝わる方法がないか工夫しないといけない」と述べ、対話重視の考えを示しました。


 その福田さんは、16日の拉致被害者家族会らの集会には姿を見せなかったとのことです。

 まさか家族会側が出席を断るということはないでしょうから(福田さんが総理になったら、好むと好まざるとに関わらず「お世話」にならねばならないのですから)、福田さんがご自身の判断で来なかったのでしょう。

 もうそれだけで、この人の拉致問題に対するやる気のなさが窺えます。


 拉致問題について「粘り強く対応していく」とは歴代政府が常に言ってきた言葉ですが、安倍さんや麻生さんがそれを言うならともかく、福田さんが言う場合は意味合いが全く違ってくると思います。

 福田さんがもしそれを言う場合、「ご家族があきらめるまで、世論が忘れるまで、粘り強く対応していく」としか私には聞こえません。


 西村幸祐さんのブログに、ちょっとしたクイズが載っていました。
 「この記事は、どこの国のどのようなメディアが書いたのか?」という質問です。

6者協議進展への期待感高まる 首相辞任
2007年09月13日09時20分

 安倍政権の退陣は北朝鮮の核問題をめぐる6者協議の進展に大きく影響する可能性がある。核問題の話し合いが進む中、拉致問題で強硬姿勢をとる日本だけが浮く形になっていたからだ。北朝鮮関係筋は昨年から「参院選で自民が惨敗し、安倍政権が退陣すればあらゆる局面は変わる」と指摘していた。

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