2007.09.08 Saturday 01:39
くっくり
一方、北朝鮮の金哲虎外務省アジア局副局長はモンゴル外務省で会見し、日本の植民地支配など「過去の清算」について「進展があったと評価する」としたが、拉致問題について「すべて解決したとのわれわれの立場を表明した」と言明。拉致被害者の再調査について「(日朝関係の)環境が整い信頼感が構築されれば今後、論議される」と言うにとどまった。
また、日本側が引き渡しを要求した日航機よど号ハイジャック事件の実行犯について、「日本政府とよど号関係者で協議する問題だ。そのための場所を用意する準備がある」と述べたが、引き渡しには応じなかった。
日本側は今回の協議で、「過去の清算」を先行協議する形をとり、北朝鮮が拉致問題で前向きな対応をとるよう期待したが、具体的な成果は出ないままに終わった。
(2007/09/07 01:54)
日本と北朝鮮の作業部会は2日目の6日、北朝鮮による拉致問題を中心に議論が行われ、日本側は北朝鮮に対して、拉致被害者の早期帰国、事件の真相解明、拉致の容疑者の引き渡しなどをあらためて求めました。これに対して、北朝鮮側は「これまで被害者や家族の帰国の実現をするなどして、実行できるかぎりのことをやってきた。日本と北朝鮮の関係は悪化しており、新たな措置を取ることはできない」述べ、拉致問題について具体的な進展はありませんでした。これに対して、日本側は「拉致問題の解決なくしては国交正常化はできない」と説明し、双方は今後、国交正常化に向けて誠実に努力して、具体的な行動を取るため協議を続けていくことになりました。協議終了後、日本側代表の美根大使は記者団に対し、「拉致問題をはじめ日朝間の懸案が解決されたわけではないが、じっくりと意見交換できたことは一定の成果と考えている。国交正常化に向けた具体的な行動についても協議を実施していくことで合意したことは、将来につながる積極的な要素だと考えている」と述べました。日朝の作業部会は6日の拉致問題で2日間の日程を終え、協議の内容を今月中に開かれる6か国協議に報告することにしています。
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