2007.09.08 Saturday 01:39
くっくり
日本側は六日の協議で、拉致問題をめぐる北朝鮮側の立場をただす。
過去の清算に関して、宋氏は、「人的、物質的、精神的被害に対する清算が必要だ」と指摘し、在日朝鮮人の法的地位、文化財返還のほか、従軍慰安婦や朝鮮人強制連行、虐殺などを列挙した。
これに対して、日本側は二〇〇二年の日朝平壌宣言に沿って、国交正常化後に過去の清算も含めた経済協力で一括解決する方式が「唯一の現実的解決策」と重ねて主張。
議論は平行線に終わったが、宋氏は「相違は明らかだが、互いの立場への認識は深まった部分がある」と語り、引き続き協議することを確認した。
【ウランバートル=名村隆寛、赤地真志帆】北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の日朝国交正常化作業部会は6日、モンゴルの首都ウランバートルで2日間の協議を終えた。日本側は拉致被害者の再調査と拉致実行犯の引き渡しなどを要求したが、北朝鮮側は「拉致問題は解決済み」との従来の立場を崩さず、日本側が最優先課題に位置付けてきた拉致問題での進展はまったくないまま、協議継続を確認したにとどまった。
協議終了後、日本側代表の美根慶樹日朝国交正常化交渉担当大使は記者団に「北朝鮮の拉致問題に関する主張は変わっていない」と述べ、進展がなかったと説明。また北朝鮮側が「日朝関係は悪化しておりさらなる措置を取る状況にない」と述べたことを明らかにした。
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