日朝作業部会まとめと拉致問題停滞の内的要因

2007.09.08 Saturday 01:39
くっくり


 
■前日(9月4日)
北朝鮮が拉致被害再調査なら、政府「過去の清算」協議検討(読売9/5)
 【ウランバートル=黒見周平】政府は4日、6か国協議の第2回日朝国交正常化作業部会で北朝鮮が拉致被害者に関する再調査の要請に応じた場合、北朝鮮が求める「過去の清算」に関する新たな協議の場の設置に同意する方針を固めた。

 モンゴルの首都ウランバートルで5、6日に行われる作業部会では、「過去の清算」を含む国交正常化問題と拉致問題が主要課題となる。北朝鮮の核問題をめぐり米朝が歩み寄りを見せる中、日本政府内にも「基本方針は維持しつつ、柔軟な姿勢を見せ、事態の打開を図る必要がある」(政府筋)との声が出ている。

 このため、日本は作業部会で拉致被害者の再調査を求め、北朝鮮が再調査を表明すれば、北朝鮮の求める「過去の清算」に関する分科会の設置などに前向きに応じることにしたものだ。
(2007年9月5日15時40分 読売新聞)

 日本が先に譲歩してしまった(T^T)
 たとえ北朝鮮が「再調査の要請に応じる」と言ったとしても、本当に再調査するかどうかわかったもんじゃないのに。

 嫌な予感を抱えたまま、日朝作業部会がスタート。

■1日目(9月5日)
「拉致解決が必要」 日朝部会初日、過去の清算は平行線(中日9/6)
 【ウランバートル=西川裕二】六カ国協議の日朝国交正常化に関する作業部会は五日、ウランバートル市内のモンゴル政府迎賓館で初日の協議が行われ、日本の植民地支配に対する「過去の清算」を含む国交正常化問題を中心に協議した。

 日本側代表の美根慶樹・日朝国交正常化交渉担当大使は冒頭、作業部会に臨む日本政府の基本方針を説明し、「過去の清算をするにしても、拉致問題の解決が必要で、両方やっていく必要がある」と述べ、拉致問題解決に向けた北朝鮮側の具体的対応を求めた。

 これに対し、北朝鮮側代表の宋日昊(ソン・イルホ)日朝国交正常化交渉担当大使は、拉致被害者・家族の帰国などを挙げ、「日朝平壌宣言後、一定の措置をとってきた」と説明したが、拉致問題を「解決済み」として日本側を激しく批判した三月の前回作業部会でのような発言はなかった。

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