「アンカー」米朝が拉致問題で日本に用意したワナ
2007.09.06 Thursday 02:04
くっくり
image[070905-08wana.jpeg]村西利恵
「青山さん曰く『用意したワナ』ということなんですが、1つめ、『よど号犯の送還』、そして2つめが『拉致再発防止を約束』、それから『拉致被害者の再調査』」
青山繁晴
「はい、これ、ワナっていう強い言葉を使いましたけどね、まさしくこれ、ワナだと言うべきものであってね、まず一番下から見ていただくと、これ、再調査すると言うだけで、再調査した結果どうなるかという保証は全くなくて、しかもこれを一番高く売りつけてくる。どうしてか。今まで解決済って言ってたでしょ。将軍様のお計らいで解決済って言ってたのをやめますよ、再調査してあげますよって、必ず高く売りつけてきて、なおかつ、もう二度と金正日総書記は、いったん拉致を認めたわけですから、2002年9月17日に小泉さん行った時にね。再発防止するようもう一回指示しますよ、再調査するのと、もう一回指示しますよと。さらには、もう一つはね、よど号、日本航空のよど号って飛行機を乗っ取った日本赤軍の過激派が北朝鮮にハイジャックで行って、それがまだ4人残ってるわけですね。それを返しますよと。というのは、これはアメリカのテロ国家指定の理由に入ってるんです。その過激派、テロリストを未だに匿ってるじゃないかと。しかしこのよど号の犯人たちは、たとえば神戸の有本恵子ちゃんを拉致したりして、犯行に関わってるけれども、今までも、有本恵子ちゃんのお母さんが言ってる通り、帰ってきても全然話の中身は出てこないわけですよ。つまり口封じをして帰ってくるわけだから。いずれも実は拉致被害者が帰ってくることには結びつかない話なんですね。しかしね、再調査しますと、再発防止しますと、それから今までアメリカも引っかかった問題を解除しますと。これだけ出してきて、じゃあ今までのように、安倍総理が最後の一人まで帰ってくることだけが解決だっていうのを貫けるかどうか。それが安倍さん外しにもつながっていくことだし、私たち日本国民の選択として、やがて苦しまなきゃいけないことになるだろうと思うんですよ。で、その時にですね、どうしてアメリカがここまで、日本を外してまで、拉致問題の進展の中身まで話すのかということをね、皆さん知りたいと思うんですよ。で、この番組で何度も、ブッシュ大統領は外交に成果がなくて、イラク戦争で苦しんでて、最後にアジアからテロ国家を1個減らしたと、アメリカ国民が誰でもわかる成果を作りたいからだと言ってきましたね。それはもちろんあるんですが、それと同時に、ブッシュ大統領は最近ライス国務長官を通じてヒルさんに指示を下ろして、拉致問題で必ず進展を作れと、その上でテロ支援国家の指定を外すのを10月に上げてこいということを新たに指示したそうです、関係者の証言によればですね。しかしね、ブッシュさん待ってほしいっていうのは、それを進展と呼ぶんだったら、あなたは横田早紀江さん、めぐみちゃんのお母さんに会った時に、『私の娘だけ帰ってきたらいいんじゃなくて、最後の一人まで全員帰ってくることだけが、私たちにとって解決だ』と言ったのを、ブッシュ大統領は、あなたはだから『偉大な母親だ』と評価したはずじゃないですか」
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