2007.08.28 Tuesday 00:08
くっくり
これについて加藤、「小泉さんの言う通りにはなってない。日米関係はいいが、中韓とはこの4〜50年の中で一番悪くなっている。靖国問題を丁寧にやれば、日中関係は回復する。靖国問題が出る前は上手く行ってたんだから。日中は昔は往来が少なかったが、今は1日1万人もの往来がある。40年間積み上げてきた友好が靖国問題でつぶれてしまう」と、またまた中共の立場で物を言う。
が、町村さんは「乱暴な総括だと思う」とまたバッサリ。GJ!
「経済、交流が発展してるのは事実だが、彼らもこの数十年間に経済発展して自信がついてくる。ナショナリズムも高まる。かつて日米も貿易摩擦、貿易戦争とまで言われた。日本が経済的に伸びてきてアメリカとぶつかり合った。が、今は成熟した関係になっている。長い歴史のスパンの中で国と国との関係を見ていかないといけない。過去と比べて今が最悪だ、靖国問題があるから、というのはどうかと思う」
さらに町村さんの発言。
「加藤さんは日本・中国・アメリカの関係は正三角形でという考え方だが、私は日米が二等辺三角形の一番近い関係だと思う。これがしっかりしてるから他国とも上手く行く。日米が二本柱という考え方。ASEANのある外相が私にこう言った。『より良い日米関係があった上に、ASEANの繁栄につながる。日米関係が悪くなると中国の影響が強くなり、ASEANは困る』と」
その後、米軍再編問題に絡んで加藤の発言。
「アメリカにとって北朝鮮は大した国じゃない。対象は中国。外交全体で考えると、ブッシュは『日韓・日中もうまくやってほしい』と言ってる。なのに日本の総理としてはやり方が荒っぽい。日米さえ上手く行けばいいというのは、岡崎久彦さんが言ってきてることだが、ミサイルが飛ばないような100年前の理論。ブッシュは米中首脳会談で仲の良さを演出する。日本はハシゴ外されると思う」……何か言い切っちゃってましたが(^_^;
中国寄り発言を繰り返す加藤に町村さんも呆れちゃったのか、こんなことを。
「国民に理解してもらいたいのは、日米は同じ主義主張、体制で、安保条約を持ってる。だからこそ米軍再編議論をしてる。中国と安保条約を結べますか?それなりに仲良くはできるだろうが、より深いつながり、結びつきが日米も米中も同じでしょという見方は、歴史的経緯、各国が立ってる所以の異なり方を無視した議論です」
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