日印関係で朝日の露骨な社説&パール判事について
2007.08.24 Friday 21:50
くっくり
確かにパール判事の判決書には、張作霖爆殺事件を「無謀でまた卑怯でもある」とか、満州事変を「たしかに非難すべきものであった」とする表現もあるそうです。
が、パール氏の真意はパール氏自身の言葉ではっきりわかります。
パール氏は東京裁判の4年後再び来日しました。そして広島高裁における歓迎レセプションにおいて、このように語っています(こちら参照)。
<<わたしは1928年から45年までの18年間(東京裁判の審議期間)の歴史を2年8カ月かかって調べた。各方面の貴重な資料を集めて研究した。この中にはおそらく日本人の知らなかった問題もある。それをわたくしは判決文の中に綴った。
このわたくしの歴史を読めば、欧米こそ憎むべきアジア侵略の張本人であることがわかるはずだ。しかるに日本の多くの知識人は、ほとんどそれを読んでいない。 そして自分らの子弟に『日本は国際犯罪を犯したのだ』『日本は侵略の暴挙を敢えてしたのだ』と教えている。
満州事変から大東亜戦争勃発にいたる真実の歴史を、どうか私の判決文を通して十分研究していただきたい。日本の子弟が歪められた罪悪感を背負って卑屈・退廃に流されてゆくのを、私は見過ごして平然たるわけにはゆかない。彼らの戦時宣伝の欺瞞を払拭せよ。誤られた歴史は書き換えられねばならない。>>
日本の多くの知識人が未だに「パール判決書は日本無罪論ではない」と主張する理由を、小林よしのり氏は著書『いわゆるA級戦犯』の中で、こう指摘しています。
問題はパール判決書の全文を収録した本にある。
今も講談社学術文庫で入手できる『共同研究パル判決書』という本の序文に、いきなり「(従来の本は)『日本無罪論』の名がとかく一般国民に誤解を与えてパル判事の真意を伝えず」と書いてあるのだ!
この本には肝心のパール判決書全訳の前に、編者の日本人法学者たちによる解説が200ページもつけられている。
そしてここで繰り返し「パール判決は日本の行為を正当化してはいない」と主張している。
(中略)『共同研究パル判決書』冒頭につけられた解説こそ、パール氏の真意を歪めて伝える元凶である。
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