日印関係で朝日の露骨な社説&パール判事について
2007.08.24 Friday 21:50
くっくり
毎日の「対中国と対インドの効果的なバランス関係を考慮せよ」という主張まではともかくとして――。
東京新聞は「価値観を共有する各国との結束は重要だ。ただ、度が過ぎると、他国に誤ったメッセージを送ることになりはしないか」「日本が米豪印と結束すればするほど、例えば中国は『包囲網』を築かれていると警戒感を強めることになる。アジア諸国への慎重な配慮は欠かせない」と、露骨に中国様の顔色を窺ってます。
が、そんな東京新聞もまだマシ。朝日はもっと露骨。
しかし、日本にとって中国が持つ重みは、インドとは比べものにならない。在留邦人でみれば、中国が10万人を上回るのに対し、インドは2000人ほどだ。相互依存の度合いが全く異なるのだ。
中国を牽制するテコにインドを使うような外交は見透かされる。インドにしても中国との交流を深めており、利用されることに甘んじるような国ではない。
価値観を声高に唱えるような一本調子の外交は考え直した方がいい。
たぶん朝日は読者を馬鹿にしてる。
「中国10万人」「インド2000人」などといった具体的数字を示せば、「おお、やっぱりインドより中国を大切にしないといかんな」と読者を洗脳できると決めつけてませんか?
つーか朝日は、インドどころかアメリカですら、それこそ「日本にとって中国が持つ重みは、アメリカとは比べものにならない」なんて思ってそうですからね。
「アメリカ一辺倒の外交でいいのか」なんて普段から主張してる裏には、「中国様一辺倒の外交にならんかな」って願望が潜んでるわけで。
安倍さんにとやかく言う前に、朝日こそ中国様一辺倒の一本調子の社説は考え直した方がいいんでは?
インドと言えば今日気づいたけど、朝日は最近こんな社説を書いてたんですね。
■朝日社説:パル判事―心配な安倍首相の言動(8/18)
安倍首相は19日からの外遊でインドを訪問する際、東京裁判(極東国際軍事裁判)の判事を務めた故パル氏の遺族に会う予定だ。
パル氏といえば、日本の戦争犯罪を裁いた東京裁判でただ1人、東条英機元首相ら被告25人全員について「無罪」の少数意見を書いたインド人判事である。
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