「日本の、これから」第二部(2)
2007.08.20 Monday 00:32
くっくり
小林よしのり 漫画家【1】
「憲法変えなさいよ。あの憲法」
相澤(男)36才 NGO代表【2】
「いや、変えなくていいよ!変えなくていいんですよ」
小林よしのり 漫画家【1】
「侵略された時はガンジー主義で徹底的に抵抗するっていう一文を、こう書き加えてよ(一部笑)」
相澤(男)36才 NGO代表【2】
「みんなね、やっぱりどうしても身を守るには武力しかないって思ってるけど、違うんですよ。もちろんね、武装しないで守れない危険もあるかもしれないけど、逆に武装することでリスクが増えることってたくさんあるんですよ(拍手)。僕ね、実際、遺体収容作業やったんですよ、バグダッド陥落直後に。遺体収容作業やった時に、イラク人の住民に僕、日本人ということですごく信頼されて、お願いだと、遺体収容したいんだけども、米兵がいて、僕らイラク人は立入禁止だから入ったら殺されるって言うんですよ。で、僕、日本人だからってことでお願いされたんですよ。恐かったけど米兵に交渉したら、日本人ということでOKと言われたんですよ」
女性(誰か不明)
「それは同盟国が相手だからでしょ?」
相澤(男)36才 NGO代表【2】
「もし僕が武器が持ってたらイラク人に殺されたかもしれないんですよ、もしかしたら」
三宅民夫
「(交通整理)集団的自衛権、どういうところが一番問題かというと、政府は憲法9条のもとでは自衛のための必要最低限のものは認められるという解釈をしてるんですね。ところが集団的自衛権で同盟国が攻撃されたからといって私たちがそれを助けようとすると、武力の行使にあたってくるんじゃないか、そこのところが憲法9条と一番深く関わってくる大きな問題だということだと思います、整理をすると。さあここをどう考えるか。渡辺さん、専門家ですが」
渡辺治 一橋大学大学院教授【2】
「二つの点を言いたいんですが、一つは集団的自衛権は同盟国が攻撃をされた時にそれに反撃をする権利だと言われてますけど、実際にはどういうふうに使われてるかというと、アフガンの時に、アメリカ政府はタリバン政権を攻撃した時に自衛権と言ったんですよね。アメリカの自衛戦争でアフガンを攻撃したんですよ。そりゃひどい話ですよね(反論出る)。ひどいと思います。ちょっと黙って聞いて下さい。それについてNATO軍は集団的自衛権で同時にアフガンを攻撃したんです。これが要するに集団的自衛権の実際なんですよね。で、これをほしいわけです、アメリカは。日本がいっしょにイラクを攻撃する。だけど国連の決議がない場合もあるじゃないですか。国連の決議があれば国連の決議で行ける。しかし国連の決議がない時はどうするんだ。イラクの場合も国連決議は出なかった。だけどアメリカといっしょになって日本がイラクに攻撃してもらいたい。だったら何だ、集団的自衛権だ。じゃあイランを攻撃したい、集団的自衛権。北朝鮮を攻撃したい、集団的自衛権。中国を攻撃したい、集団的自衛権。これが集団的自衛権の憲法上の問題だから、だからそれを止めたいわけです」
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