「日本の、これから」第二部(2)

2007.08.20 Monday 00:32
くっくり



赤池(女)79才 主婦【1】
「強める。今一番世界で信頼が置けるといいますか、対等にならなければいけない。今は対等じゃありません。ですからもっと日本が世界に認められるように成長して、対等なつきあいをお互いにすることを私は望んでおります」

岡野(男)79才 シベリア抑留者【3】
「対等じゃないんですよ!対等じゃないんですよ!」

赤池(女)79才 主婦【1】
「ですからそうさせたいんです!」

三宅民夫
「斎藤さん、アメリカの話になってくると議論が錯綜してきましたね。本質は何だっていうふうに?」

斎藤貴男 ジャーナリスト【3】
「本質は、対等になってという考え方も、考え方としてはありえると思いますが、しかしそれは現実を見る限り、少なくとも現時点では不可能です。さっきネオコンの論理って話が出ましたが、それはロバート・ケーガンというまさにアメリカのネオコンの理論的支柱の人が書いた本なんですが、何を書いてるかというと、ヨーロッパとアメリカを比べてなぜヨーロッパの方がならず者に対する警戒心が薄いか、あるいは脅威と感じていないか、それはヨーロッパが軍事的に弱いからであると。アメリカは強いので、万が一にも脅威になりうる可能性を考えたら、ほんとに脅威になる前にそれは軍事的に潰すんだと、こう書いてるんですね。ヨーロッパでさえアメリカにとってはそのような存在になりです。ですから日本なんてのはアメリカにしてみれば、これはただの基地なんですよ。それが日本国内では沖縄に集中してるわけですけれども、こういう状況のもとで憲法9条を変えたら、まさにアメリカの言いなりになる以外の方法がありえない。ましてや安倍首相はかねて、日米両国は普遍的な価値観を共有していると言ってました。最近では価値観外交議員連盟というものができて、まさにアメリカと同じ考え方に基づく外交をするという、こういうのが自民党の主流派になりつつある。こういう中ではアメリカの私たちは一部なんですよね。ここでは。日本なんてものはそもそも存在しないというぐらいに考えといた方がいい。そういう中でいかにアメリカのくびきから逃げていくかというのを最初に考えるべきであって、自主防衛というのはとりあえずありえません。小林よしのりさんの考え方には僕は実はかなり共感してるんだけども、現実のここ5年10年だけを考えた場合は、それは絶対に不可能だと言い切ることができると思います」

[7] << [9] >>
comments (19)
trackbacks (1)


<< 「日本の、これから」第二部(1)
てっく氏の件 >>
[0] [top]


[Serene Bach 2.04R]