「日本の、これから」第一部(2)
2007.08.18 Saturday 01:03
くっくり
小迫(女)21才 大学生【2】
「お聞きしたいんですけども、たとえば自衛のための戦力を持つって条文変えたとしたら、侵略のための軍隊と自衛のための軍隊の線引きができなくなると思うんですね。そこで変えてしまったら、たとえば50年前に、今、有事法制とかテロ対策法とかできるっていうのは誰も想像してなかったと思うんですね。もし今変えてしまったら50年後にどういう日本ができるのかなって考えた時に、私は今この9条を守って、現状を、自衛隊を全否定することは確かに今、大きくなってるからできないと思うんですけども、もし今ここで憲法を変えることじゃなくて、憲法を変えてしまうと本当にどうなるのかが、将来どういう日本になるのがどうなるのかわからないから、現状維持」
西内(男)21才 大学生【1】
「これまで60年間、確かに平和憲法という形でアジアに対してメッセージを送ってきたわけですが、それでも近隣諸国はわが国に対して核兵器を開発し、ミサイルを常にわが国に照準を合わせている状態です。これをもってわが国はどのように立ち向かっていくんですか。暴力的主義、排他的傾向のある国々に対して外交力だけで、平和憲法だけで立ち向かっていけるのかといったら、答はノーだと私は思います」
堀越(男)45才 塗装店経営【1】
「(小迫さんが言った「区別がつかない」の件について)そこはやはり初めての国民軍ですから、まさに今、情報公開って話ありますけど、情報公開することが大切だと思うんですね。かつての軍隊は、海軍はですね、石炭で最初動いてたのが石油になった時に、もう海軍戦えないよと言ったリアリティをなくした時点でおしまいだし、陸軍は中国へ出ていって日本は安全なんですよと言った時点でもうだめなんですね。だから司馬遼太郎さんがよく言われてますけど、リアリティのなくなった国家と軍隊は駄目なんですよ。それは今度我々が憲法で文民統制しながら軍隊を、自衛隊を見ていくわけですから、我々が大人になってちゃんと見ながら自制していくってことができればですね、国防と攻撃型のあれとですね、分けられると思うんですよ。昔の人だって軍艦と駆逐艦の違いは分かっていたっていう話がありますから」
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