「日本の、これから」第一部(2)

2007.08.18 Saturday 01:03
くっくり



西尾(男)39才 公務員【1】
「おっしゃる通りだと思います。国防にあたる自衛官の方が社会から尊敬されるような社会を作っていかなければならないと思うんですよ。それがまず第一だと思います」

大矢(男)34才 無職【3】
「難しい問題なんですけども、あえて【3】という形をとらせていただきました。やっぱり国家というのはグローバル化の中で、国家のあり方っていうのが少しずつ変わると思います。その中で国を守る、いわゆる金庫の中身がないのに、一生懸命金庫だけを議論している事に対して僕はものすごい矛盾を感じます。たぶん100年後、200年後、確実に今の国の体制はなくなるでしょう。その状況でさて、国防とかそういう考え方が必要なのかどうか。それを強めていくっていうのがどうなのかというのに、あえて疑問を感じます」

照屋(男)67才 平和ガイド【3】
「私は憲法改正する皆さん方の発言聞いてますと、国は軍隊があれば守れると思っていらっしゃるわけですよね。そこに流れているものはですね。しかし私は沖縄に住んでみて、たとえば壕、ガマというんですけれども、ここにおいて14才以下の子供たちが1万1103名の人がですね、壕を日本軍に提供して亡くなってるわけです。しかし今、壕を提供と言いました、沖縄の人はそんなお人好しじゃありません。日本軍に追い出されたわけです。ところが自衛隊のテキストには、壕の提供になってるわけです。食糧提供もそうです。そういう意味でですね、まず戦地において、軍隊が住民を守るという発想自体を私は今、問われていると思います。どういうことかと言うと、これを栗栖弘臣さん、ご存知と思います、自衛隊トップまで行った方じゃないでしょうか。これの『日本国防軍を創設せよ』、この中で、住民を守るのは軍隊ではない、それは警察の仕事である、軍隊が守るものは国家だと、そういうことが書かれてあります。『日本国防軍を創設せよ』、その本の中にあります。そういうことで私はですね、憲法を変えて行く場合の、決して9条だけを言ってるんじゃなくして、前文と9条をあわせて見た場合ですね、三つの鍵がかかってるわけです。日本政府が、戦争を決定するのは政府です、そこに三つの鍵をかけて、決して国家権力で戦争をさせない、そういう決意を書かれてるわけです。それをあえてわざわざ私たちがですね、住民があえて権力の方に鍵を解いてあげる必要は全くないと思います」

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