「アンカー」南北首脳会談開催へ&ARF日本外交大失態
2007.08.09 Thursday 01:33
くっくり
村西利恵
「技術的に?」
青山繁晴
「開発全部を。それで当時僕は防衛庁の記者クラブにいた時なんですが、それでモックアップといって最初に模型作るんです、実物大のね。僕はその横で見てたのね、静岡県のその場所で。その時の防衛庁の幹部が『青山さん、これいずれ空飛ぶ時に主翼にひびが入りますよ』と言ったんです。びっくりしてね。つまり無理にアメリカと日本をいっしょくたにしてるから、やがてそういうこと起きますと言ったんです。実際に飛び出した初期の頃にひびが入ったんです。原因は違うと言う専門家もいますよ。しかし僕が言った通り、防衛庁幹部が予告してたのも事実で、その通りひびが入って、その後日本の技術力でそれを克服してるんですが、大事なことはアメリカがなぜ無理に、アメリカといっしょに共同開発しろと言ってきたのか。その理由が一番大事なところで、お金がほしいという理由もあるかもしれないけど、お金よりも日本はもともと零戦作った国ですから、もし日本が独自の技術を、今たとえば他の電気製品とかに注ぎ込んでる技術力を、もし軍事の世界、つまりパンドラの箱を開けて日本が軍事の世界に技術力を出していくと、アメリカも中国も韓国も北朝鮮も、どこの国も怖がるようなものができてしまう。だからパンドラの箱を、日本のパンドラの箱をヒルさんは実は開けた。つまり僕は何言ってるかというと、アメリカは今度売らないと言ってるわけでしょ。この間はいっしょに開発しろと言ったのに、今度売らないって言ってるんだから、じゃあ日本の中でね、じゃあ自前で作ることをアメリカが許可したのと同じだという声が、必ず出ますよ。そして僕が言ってんのは、日本はこうやってそれを自力で作れと言ってるんじゃなくて、『じゃあ作りましょうか』と言うだけでね、十分外交のカードになるわけですね。『作りましょうか』という姿勢を見せることが大事で、これが外交力で、戦闘機を持つのは、もう一回言いますが、戦争するためじゃなく外交のバックグランドとして力をつけることを言うんですから、いつまでもアメリカからもの買ってるだけじゃなくてですね。かわりにイギリスのもの買うんじゃなくて、日本で自前でやりましょうかっていう姿勢を見せましょう。そうするとさっき言った拉致問題のあの議長声明、あの議長声明はずっと僕たちをこれから縛ります。つまり慰安婦と同じじゃないかって縛りますが、このことを夕べ僕は東京の赤坂のホテルのコーヒーショップで、外務省幹部と会った時にね、『この議長声明おかしいじゃないか』と言ったら、幹部はどう言ったかというと、『青山さん、あなたや私のような専門家の中では問題になります。しかし一般国民はそんなこと関心ないじゃないですか。参院選、そうだったでしょう?』と、彼はまさしくそう言ったわけです。とうことはこれも大事なヒントで、それを変えて、今度は総選挙でしょ。必ず来ます、そのうち。総選挙の時には今言った問題、議長声明の問題も全部含めてね、外交・安保ちゃんと私たち有権者が問いましょう。そしたら外務省幹部もね、そんな悠長なこと言ってられなくなる。だから僕たちが内向きで悩んでる間に、外で起きたこういう困ったことを、全部逆手にとる機会がやがて総選挙で来ます。そのことを今日、皆さんにわかっていただきたかったんです」
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