不二家報道の検証委見解を「朝ズバッ!」はどう伝えたか

2007.08.07 Tuesday 19:50
くっくり



放送倫理検証委が指摘したTBS「朝ズバッ!」の問題点

【取材調査上の問題点】
 ・内部告発者に対する撮影取材が短く、質問が意味不明のところもある
 ・通報者や不二家広報とのやりとりを記したメモを紛失する不注意は責められるべきだ
 ・内部告発を取り扱う場合に、日替わりの制作環境がふさわしいか疑問。それを許容してきたTBS経営陣にも問題
 ・広報窓口に頼った取材では事実に肉薄できない。番組スタッフが地をはうような取材を十分に経験していない

【VTR編集上の問題点】
 ・ディレクターがクッキーの商品名とチョコレートを誤解したまま編集した。制作幹部も立ち会い、発言内容を正確に反映・要約すべきだった

【スタジオ演出上の問題点】
 ・番組制作者に、「伝聞に関する発言」と「直接目撃したことに関する発言」の証拠価値の違いについての理解がなかった
 ・みのもんた氏の「廃業してもらいたい」発言で、みの氏は「激励の思いも込めた」とするが、口調や表情からはくみ取れない

【「おわび」番組の問題点】
 ・みのもんた氏の発言に訂正やおわびに類する言葉はない。「廃業」「汚物」と強い口調で語っていた点にも撤回や訂正や謝罪を行わず、「スタジオのお菓子は全部不二家にします」といった「すり寄り」「恭順」の発言で、訂正とおわびの範囲をあいまいにした
 ・訂正やおわびの放送をするまで3カ月も要し、内容にも見苦しさとあいまいさがあり、番組の全体的な信頼性を損なった

(2007/08/07 03:16)

 みの氏、ボロカス(^_^;

 産経の別の記事、TBSの不二家報道で検証委見解 「番組の信頼性損なう」 問われる自浄能力(8/7)によれば――。

 内部告発した女性の取材にあたった番組担当ディレクターから事情を聴いた吉岡忍委員(作家)は、「内部告発という重大な取材でありながら、告発者の証言テープがたった14分半しかなかったという事実にあきれた。取材はかなりずさんだったと言わざるを得ない」とあきれ顔。

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