追悼 阿久悠さん
2007.08.04 Saturday 01:15
くっくり
オフィシャルサイトに、「甲子園の詩 特別篇 2006年夏」が掲載されています(05年以前はトップページからどうぞ)。
一方、阿久悠さんは産経新聞「正論」執筆メンバーでもありました。
産経新聞生活面にコラム「阿久悠 書く言う」を今年6月9日まで連載されていました。
産経抄8月2日付によれば、阿久悠さんはこれを「遺言のつもりで書いている」と漏らしていたそうです。
最近のものはネットで見ることができます。こちらのページの一番下にリストがあります。
6月9日付の最終稿から少々引用。
これは自殺した松岡農水相(当時)の遺書が公開されたあとに書かれたものです。
■【阿久悠書く言う】国会が荒れるということは荒れる人間を選んだ人がいたということ(産経6/9付)
国会が乱れている。国会が乱れているということは、国全体が乱れているということである。主権者であるとされている国民は、国会が乱れてくると、誰もかもが困ったものだと議員たちを責めるが、その議員たちを自分が選んだ反省を口にする人はいない。
主権者が突然傍観者になり、評論家になるのである。「私が一票投じた人があんな悪いことをして、まことに申し訳ない」と泣いた主権者を見たことがない。これでは永久に民主主義は機能しない。
耳が痛くなったのは、私だけではあるまい……(T^T)
エントリーの最初で私は、雑誌「正論」の阿久悠さんの連載【あQ巷談 昭和二桁晩節日記】が一服の清涼剤だった――と言いましたが、軽快なその文章の中に、現代日本を考える上で心にズシッと来ることが、よく書かれてありました。
手元にある雑誌「正論」バックナンバーから、いくつか抜粋引用させていただきます。
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