米下院で慰安婦決議案採択

2007.07.31 Tuesday 23:19
くっくり



 何でわずか10人で採択されるの?について。
 産経の書き方ではちょっとわかりにくいんですが、西日本新聞7/30夕刊によれば、こういうことらしいです。

3分の2以上の議員の賛成が見込まれたことから、採決は本会議に出席した議員が賛成、反対を声で表明する「ボイス・ボート」(発声投票)で行われ、出席議員からは異議は出なかった。


 前から何度も指摘しているように、この決議案には何ら拘束力はありません。
 日米同盟にヒビが入るわけでも何でもありません。それは帳尻合わせの「日本への謝意決議案」を採決することからも明らかです。
 だから日本は全くアタフタする必要はありません。

 今回の決議案採択は、大きな教訓をいくつか示してくれたと思います。

 日本政府による「日本はこれまで何度も謝罪してきた」という主張は、全く効果がないことが分かった。
 また、アメリカの議員の日本に対する無知。彼らは事実関係をろくに調べることもせず、歴史捏造された決議案を通してしまった。

 日本の名誉を取り戻すためには、日本政府は「謝罪の実績」を主張するという従来のやり方は捨て去り、事実を突きつけてはっきり主張するというやり方に転換しなければなりません。
 アメリカ議会へのロビー活動の強化はもちろん今後の大きな課題でしょう。


 「WiLL」9月号から記事2本引用。

◇山際澄夫氏「年金、年金で安倍を潰すのか」より
 この対日非難決議案の背後には中国系米国人組織を通じた中国の工作があったことが明らかになっている。歴史を武器とする中国との情報戦に今回も戦わずして敗れたのである。

 だが、はっきりしておかなければならないのは、安倍首相だから敗れたわけではない。最早、歴史の事実を説明しても誰も信じないほどに同盟国の国民の固定観念は強いのである。歴史認識について決して争うことがなかったこれまでの政治のツケが回ってきたのである。

◇石井英夫氏の今月のこの一冊「よくわかる慰安婦問題」(西岡力氏・著)より
 この本によると、慰安婦問題がまたも蒸し返されているのは、「国内の反日勢力が国外の反日勢力と結んでネットワークをつくり、日本包囲網を形成しようとしているからだ」という。

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