「アンカー」日本外交の活路はロシアにあり?
2007.07.19 Thursday 13:27
くっくり
しかし北朝鮮は、アメリカによるテロ支援国家指定の解除や軽水炉の提供など、さらなる見返りを求め、したたかな交渉を続けると見られています。
佐々江アジア大洋州局長
「北朝鮮がどの程度、次のステップの実施に向かって前向きな対応をとるのか、そのことがまず出発点になる」
日本側は北朝鮮に対して、日朝作業部会の開催と拉致問題の解決を迫る方針です。
しかし昨日はアメリカと北朝鮮の代表が、昼食を挟んで3度も顔を合わすなど、米朝がこれまでになく活発な動きを見せていて、日本の拉致問題の置き去りが懸念されています。
…………………………VTR終了…………………………
山本浩之
「北京で取材にあたっている中嶋記者と電話がつながっています。中嶋さん、最新の情報からお伝え下さい」
中嶋順也(記者)
「はい。北京からお伝えします。6カ国の首席代表による会合は、日本時間の午後3時半から始まり、現在も続いています。北朝鮮は基調演説などを通じて、自分たちの考えを具体的に表明していると見られます。さて、今のVTRにあった、アメリカによるテロ支援国家指定の解除や軽水炉の提供は、いわゆるですね、協議の合意文書に載っている、いわゆる想定内の見返り措置です。北朝鮮が想定内でない新たな要求を突きつけてくる可能性もあり、北朝鮮の出方が今日の会合の大きなポイントと言えます」
山本浩之
「そうですね。で、一方のアメリカのヒル国務次官補ですが、核施設の無能力化など、次の段階の措置、こういったことを年内にも終わらせたい意向をすでに示してるんですけど、そのあたりいかがでしょうか」
中嶋順也
「私はですね、そんなに順調に進まないと思います。そもそも今年2月の合意では、核施設を停止するという初期段階の措置は4月までに行われる予定でした。しかし北朝鮮は2月の合意文書には入っていない金融制裁解除を要求し、協議の進展は3か月も遅れました。日本の代表筋は『ヒルの発言は、イラク問題で停滞するアメリカの国内向けの発言だ。早くできる分には越したことはないが、とてもそんな感じではない』と話していて、核放棄への道のりは長期化が予想されます」
山本浩之
「核問題が焦点になる一方で、拉致問題が置き去りにされるっていうことが懸念されてるんですが、そのあたりはいかがですか」
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