「ムーブ!」日本の“原爆歴史観”

2007.07.06 Friday 02:11
くっくり



 今日の「ムーブ!」、昭和天皇のご発言を出してくるんだったら(昭和天皇のご発言についてはてっくさんの解説をご覧下さい)、長崎市の元市長の本島等氏の発言も取り上げてほしかったです。
 防衛大臣や昭和天皇とは立場が違うでしょうが、それでも被爆都市である長崎市の元市長の発言というのは、やはり重みがあると思いますから。


■1998年、産経新聞のインタビューで本島等氏が語った言葉
「米国やアジア太平洋諸国は原爆投下を『正しかった』『天罰だ』『救世主だった』と思っている。確かに、日本がアジア太平洋戦争などで行った数々の悪魔の所業を思うと、原爆投下は仕方なかった、やむを得なかったと、と言わざるを得ない。東京大空襲や沖縄戦も同じだ」

「1996年に国際司法裁判所は核兵器の使用を『一般的には違法』と判断したが、それまでは規定はなかった。当時の原爆は今の核兵器と比べれば、おもちゃのようなもので、通常兵器と変わらない。原爆による死を残酷だというが、南京大虐殺や三光作戦による死もすさまじい」

■同年7月、共同通信のインタビューで本島等氏が語った言葉
「(広島と長崎への原爆は)落とされるべきだった。(満州事変から終戦までの)15年間にわたるあまりに非人道的な行為の大きさを知るに従い、原爆が日本に対する報復としては仕方がなかったと考えるようになった」

 以上の出典は、阿比留瑠比さんのブログです。

7/4付:久間氏どころではない本島・元長崎市長の原爆発言

 久間発言全文も載せて下さってますので、未読の方は併せてどうぞ。

6/30付:久間防衛相の原爆「しょうがない」発言全文

 (阿比留さんの上記エントリーについてコメント欄・メールで教えて下さった皆様、ありがとうございます)


 なお、本島等氏は2002年8月9日、「徹子の部屋」に出演した際にも、なかなかの電波を発してましたので、こちらも良かったらどうぞ。

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