「ムーブ!」日本の“原爆歴史観”

2007.07.06 Friday 02:11
くっくり



宮崎哲弥
「でも一方で天皇陛下も、昭和天皇陛下も、ああおっしゃったわけです……」

堀江政生
「両方のスタンスの人たちが、そう……」

宮崎哲弥
「かなりね、浸透していたことは間違いないです」

堀江政生
「で、世界はどういうふうに考えていたのかというと、こちらを見ていきましょう」

image[070705-10amerika1.jpeg]上田剛彦
「今朝の(7月5日の)朝日新聞なんですども、『日本人 何百万人も救った』『米大使 原爆投下を正当化』というふうに見出しが出ています。この発言を行ったのは、核不拡散問題特使であるロバート・ジョセフ氏。ロバート・ジョセフ氏は、『原爆の使用が終戦をもたらし、連合国側、つまりアメリカ側の数十万人の命だけでなく、何百万人の日本人の命を救った点で、ほとんどの歴史家の見解は一致する』としました」

image[070705-11amerika2.jpeg]上田剛彦
「この発言について安倍総理は、昨日、『原爆投下は許すことはできないとの気持ちに変わりはない』と答えました。また、アメリカ大統領の広島訪問についても、『外交はさまざまな観点から進めなければならない…』と、あいまいな言い方になっています」

堀江政生
「つまり、落とした側はもうそう思ってる。ま、トルーマンが最初にこういうことを言い始めたと……」

宮崎哲弥
「はっきり申し上げておきますけど、このジョセフが発言した内容というのは、これはアメリカのほとんど大部分の人間が、そう思っていると考えて間違いない。さらに言うとね、中国や韓国がどう考えているかというと、まさに先ほど大谷さんがおっしゃったような、かつてのチンケな日本の左翼と同じで、これは当然の報いだと、我々を蹂躙した日帝がああいう形でやられた、これは当然の報いだと。ただね、公式見解では……」

大谷昭宏
「だからさっきの話のね、“過ち”の主語は誰なんだっていうのを、日本だ、アメリカだっていいう話をしてたからでしょ。それが侵略戦争をやったからだとか、日本が侵略戦争仕掛けたんだとか、満州国をでっち上げたんだとかって言われてる。だから私が言ってるのは、久間発言が一番ダメなのは、あそこの主語は人類なんですよ」

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