「ムーブ!」日本の“原爆歴史観”

2007.07.06 Friday 02:11
くっくり



堀江政生
「代償だと」

宮崎哲弥
「ええ。しかもポツダム宣言の受諾も遅れたと。その不手際もあって、このことが起こったと。これはもう日本民族として受け入れる以外にない、仕方がないということを教わったんですよ、学校で!」

堀江政生
「詳しく行きましょう。まず久間発言から見ていきます」

image[070705-06kyuma1.jpeg]上田剛彦(パネル読み上げ担当)
「先月30日の講演の中での久間前防衛大臣の“発言”です。『戦争が8月15日に終わったから、北海道はソビエト連邦に占領されずに済んだ』『私はその点は、原爆が落とされて長崎は本当に無数の人が悲惨な目にあったが、“あれで戦争が終わったんだ”という頭の整理で今、“しょうがないな”という風に思っている』」

image[070705-07kyuma2.jpeg]上田剛彦
「『アメリカを恨むつもりはないが、“勝ち戦ということがわかってながら、原爆まで使う必要があったのか”という思いは今でもしている。国際情勢とか、占領状態などからいくと、そういうこと(原爆投下)も選択肢としてはありうるのかな』――。つまりですね、ソ連の侵攻を防いだという意味で、原爆の投下を肯定しているともとれるわけなんですが、原爆の投下について、ある人物も容認するようなご発言をなさっています。それは昭和天皇です」

image[070705-08tennou.jpeg]上田剛彦
「1975年の10月、アメリカを訪れた後の記者会見の中で、『原爆投下は遺憾であり、広島市民には気の毒だが、戦争中のことであり、やむを得ないことと思っています』」

堀江政生
「うん、まあこういう考え方がある意味、常識として支えてきたんですね」

宮崎哲弥
「要するに天皇陛下から、昭和天皇陛下から、左翼のかなりの部分、日教組の教師らを含めて、リベラル派の人たちも結局、仕方がないという、しょうがないということで、これを受容してきたわけですね」

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