「アンカー」北の壮大な罠(付:久間大臣辞任)

2007.07.05 Thursday 02:19
くっくり



(いったんCM)

image[070704-9ratikaiketu.jpeg]青山繁晴
「最後の1人まで私たちの同胞を取り返すのが解決だ、何度も言いましたね。安倍さんもこの点は全く同じです。ところが今まで言えなかったことは、その最後の1人が誰なのか。私たちにはわからないんですよ。安倍総理にも、日本の治安当局にもわからない。いったい誰が、全体で何人、本当は拉致されてて、その最後の1人は誰を指すのか、ほんとはわからないわけです。これをね、例えば一部の批判でね、拉致被害者の認定が遅すぎる、例えば松本京子さんをようやく認定したのは遅すぎるという話はあるんですが、僕は警察の味方をもちろんするわけじゃないですが、僕はここ、理解できるのは、1人でも間違って認定してしまったら、本当は他の理由で行方不明になったのに、間違えて認定してしまったら、北朝鮮は絶対そこに付け込んできて、『ほら、日本の言ってることはデタラメじゃないか』と必ず言ってくるから、ものすごい慎重に、全ての家族関係も、全ての可能性を10年20年かけて、ようやく認定してるわけです。これを国内でやってる限りは状況は変わらないわけです。じゃあどうしたらいい?ヤマヒロさん」

山本浩之
「北朝鮮に行くんですか?」

青山繁晴
「北朝鮮に行くしかないんです。これを一つは、もちろん日本は警察が中心になってずっと調べてきたわけですから、途中、まだろくに調べてなかったから、新たな被害者も出てしまったんだけど、警察の中には客観的に言って反省もあるから、彼らは命の危険があっても北朝鮮に行って調べる用意はあります。その時に、日本は戦争をしない国ですから、自衛隊が守って行くわけにはいかないのだから、誰に守ってもらうかというと、これは国際機関しかないんです。そうすると、日本は今まで国連は素晴らしいと言ってるだけで、国連の機関を十分使うことをしなかった。お金を払ってるだけで、逆に活用することしなかったでしょ。しかし国連の中には人権委員会もあれば、例えば国連直接じゃなくても、アムネスティもあれば、そういう国際機関と一緒になって、しかしコアは日本の、命をかけて行く警察官という調査隊を派遣するしかない。これがけっこう具体的な話というのはどうしてかというと、さっきのNPTに復帰とか、朝鮮戦争が終わりますとかいう話を、日本は嫌だと言えないでしょ?日本の新聞も『素晴らしい』と書かなきゃいけないでしょ。しかし同時に、この国際機関がちゃんと後ろについた日本の調査団を受け入れろと言った時に、北朝鮮、これ嫌だと言えないんですよ。あるいはアメリカや中国は、そんなものは入れてはよくないとは言えないわけです。日本が世界に反対されないでできるのは、このただ一点だけなんです。だからもう安倍政権は、最後の1人までという抽象的なこと言ってるだけじゃなくて、具体的な調査団の組織にすぐに入るべきで、国連とすぐに調整に入るべきだと僕は思ってます」

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