「アンカー」北の壮大な罠(付:久間大臣辞任)

2007.07.05 Thursday 02:19
くっくり



image[070704-6hiruhatugen.jpeg]青山繁晴
「はい。これね、ヒルさんが北朝鮮に行ってからアメリカに帰って、ワシントンでアメリカ人の記者向けに会見した中で飛び出した話なんですね。それまで日本は全然知りませんでした。それは何かというと、自分(ヒル)は北朝鮮に行ってる時にこういうこと話し合ったんだ、と。つまり“朝鮮半島の恒久的な平和態勢を話し合う”、何のことかこれだけではわからない。それから“アメリカと北朝鮮、中国、それから韓国、4者による会合を開催”。日本側は『え!?』。僕の知り合いの外務省のある局長も実際に『え!?』と言ったそうです。どうしてかというと、6カ国協議じゃないのか?と。何で4者なんだ?と」

村西利恵
「減らされてますね。日本とロシアが入ってない」

青山繁晴
「大きなヒントがVTRにあったんだけど、要は朝鮮戦争を初めて終わらせるってことを言ってるわけです。朝鮮半島というのは、1950年に朝鮮戦争が始まりました。どうしてかというと、5年前に1945年に、これは若い人のために言ってるんですが、第二次世界大戦が終わりましたね。せっかく終わったら、今度は東西冷戦が始まって、当時のソ連とか中国の影響下にあった北朝鮮と、アメリカの影響下にあった韓国が、朝鮮半島の取り合いをして戦争になった。しかし中国軍が出てきたこともあって、戦争が最後まで終わらずに1953年に休戦になってる。そのまま。まだ戦争は終わってない、半世紀以上。休戦してるだけ。こちら(南)はいちおう国連軍になってて、ほんとは米韓だけです、実質的には。だけど北朝鮮・中国と国連軍との間で休戦協定結んで、ここに板門店という有名な場所があるでしょ。皆さんもある程度近づけますよ。僕ももちろん行きましたけど、韓国軍と北朝鮮軍がにらみ合ってる形になってるわけですね。これを終わらせるというのは当然、歴史の教科書に載る話だから、アメリカにとってはプラスになる。しかもその話し合いというのは、朝鮮戦争の当事者だけだから、米軍と韓国軍、北朝鮮軍と中国軍ですから、だからロシアと日本は関係ないわけです。だから6カ国協議はすでにこれで意味がなくなった。で、6カ国協議にいた日本とロシアはどうなったかというと、ロシアはさっさと『この4カ国協議、すばらしいですね』と言っちゃったわけです。つまり日本だけが取り残されてるわけです。もう一回さっきのウラ約束のプロジェクターに戻ってもらうと、これはむしろ確認のような話ですけども、これ(画面上で伏せてある2つめの箇所)開けていただくともうわかりますよね」

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