「アンカー」北の壮大な罠(付:久間大臣辞任)

2007.07.05 Thursday 02:19
くっくり


 …………………………VTR開始…………………………

 先週(6月28日)、拉致問題に関するあるニュースが流された。

image[070704-2vtrkimu.jpeg] 金正日総書記が拉致問題について徹底的な調査を行うよう指示したと、ロイター通信が伝えたのだ。

 これまで拉致問題は解決済みと主張してきた北朝鮮に、何が起きようとしているのか。

 これに先立ち北朝鮮を訪問したアメリカのヒル国務次官補は、先月25日、北朝鮮側にある提案をしていたことを明らかにした。

 それは韓国・北朝鮮・中国・アメリカによる――

image[070704-3vtrchousen.jpeg] 【朝鮮半島の恒久的平和体制を目指す枠組み】

 朝鮮戦争を名実ともに終結させるため、北朝鮮も原則的にこれを支持したという。

 その一方で――

image[070704-4misairu.jpeg] 【北朝鮮、弾道ミサイル発射】

 先月27日、北朝鮮はミサイル3発を発射した。
 これに対しアメリカ政府は、「6カ国協議が微妙な時期に来ている時に深く憂慮している」と北朝鮮を非難。

 わずか1週間で強硬な姿勢と柔軟な態度という、正反対の動きを見せた北朝鮮。
 そこには世界をあざむく大きな罠が仕掛けられていると、青山氏は言うのです。

 そこで今日の“ニュースDEズバリ”は、北朝鮮とアメリカの本当の狙いを、青山繁晴がズバリ解説します。

 …………………………VTR終了…………………………

山本浩之
「今のような一連の動きというのは、北朝鮮は今に始まったことじゃなくて、つかみづらいんだけど、裏には壮大な罠があるというのが、今日のテーマです。さっそくよろしくお願いします」

青山繁晴
「はい。前にも言ったと思うんですけど、このコーナーの大切な目的の一つは、視聴者の方々にニュースから自分でヒントをつかんで、自分なりにその背後にあるものを見ていただく習慣を、できればつけていただくことだと言いましたね。さっき言いました、金正日総書記と中国の新しい外務大臣ヨウケツチさんとの会談に戻りますと、あの時、金正日さんはキーワードを言ってるんです。『朝鮮半島に緩和の兆しがある』と言ったわけです。その上で、寧辺のこととか他の国も守ってくれ云々言ってるわけですね。で、朝鮮半島情勢に緩和の兆しがあると言って、中国がわざわざ新華社電で、中国側から世界に流したわけです。つまり『朝鮮半島で非常に大きな動きが始まってるぞ、それは実は世界中がとにかく拍手をしないといけない動きを我々は作っているんだぞ、そして日本よ、安倍よ、お前だけ取り残されることになるぞ』というメッセージを、実はあの会談は送ってる。その大きなことって何なのか」

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