「報道特集」日教組徹底研究

2007.07.03 Tuesday 02:08
くっくり



 長谷川の父ももと日教組で、社会党代議士・長谷川正三衆議院議員。
 レーニンの胸像が無造作に置かれた古い組合の事務室で、長谷川は区の教育改革にことごとく異論を唱えた。

杉並区職員組合 前委員長 長谷川和男教諭
「尻たたきに使っているんです。お互いに競争させて少しでも平均点を良くさせていくという、それが学力向上の近道って発想でしょ。ドリルで1点2点良くなったというのが学んで嬉しいと思う子は、そんなに多くないですよ、ハッキリ言って」
 私はこういうの嬉しいと思う子供でした(^^ゞ


 長谷川が特に反発したのは、「師範館」という教員養成機関を使い、都とは別に区独自で教員を採用・養成する制度。
 しかし――。

師範館2期生 富樫史帆さん
「自分の人間力も指導力も高めたいと思い、師範館を選びました」

 応募者も多く、倍率は都の教員採用試験を上回る7倍。

杉並区 山田宏区長
「自分たちの権利だけを主張していくだけの教職員組合は、もはや保護者から見放されている。そういう態度を改めていかない限り、組合はどんどん減っていくと思う。日本の教育を悪化させた原因は組合活動にかなりあると思う」

 杉並区教職員組合は約90人。組織率10%未満だが、長谷川は希望を捨てていない。

杉並区職員組合 前委員長 長谷川和男教諭
「やっぱり日教組がつぶれたら、日本の教育ダメだから、最後まで頑張ります」
 その自信はいったいどこから来るの?


 民主党、社民党を支える日教組だが、政治力には陰りが――。

 6月5日、東京。日教組 教育3法阻止!中央集会。

民主党 輿石東 参院議員会長(日政連会長)
「国会の中で教育現場を知っている議員は、参議院でたった5人になりました。90年には衆参36人の教育現場を知る日政連議員を擁していたのです。だからこそ闘いもできました」

 民主党を中心とする日教組の組織内議員団が、日本民主教育政治連盟(日政連)だ。
 日政連は民主党参議院のトップ、輿石東が会長を務めるが、今はわずかに5人となった。

 民主党議員に向かって、「民主党頑張れー!日教組は最後の最後まで闘うぞー!」とシュプレヒコールを上げる日教組組合員。そのままデモへ。

 教育3法案に反対する日教組反対闘争。国会での集会、議員への要請など手立ては尽くしたが、日政連議員5人では政治力にも限界がある。

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