「報道特集」日教組徹底研究

2007.07.03 Tuesday 02:08
くっくり


 ♪われらー、われらー、われらの日教組♪

 対話路線を歩む日教組だが、目下の悩みは下がる一方の組織率だ。
 文科省の06年調査では、全国平均は28.8%。


 ニワトリが先かタマゴが先かはわからないが、組織率の低い所では、安倍教育改革よりも先行した取り組みが進んでいる。

杉並区 山田宏区長
「うちの教育委員会から資料を持って行ってるんですよ、政府・教育再生会議は。だから先取りっていうよりは、向こうが杉並の資料を持っていって議論してるという感じ」

 杉並は教育改革のまさにトップランナー。


 区立堀之内小学校――。
 「杉並一、東京一の学校を目指して」。去年HPにこう記した松本高晴校長は、区が進める教育改革を積極的に受け入れている。

 学校の朝は読書から始まる。基礎学力の向上はもちろん、心を落ち着かせ、授業への集中力を高めるのも狙いだ。

男性教諭
「では最初に杉並ドリルの○つけをしましょう」

 国語、算数で多用されるのは区の独自教材「杉並ドリル」。
 学力向上を目指して区の優秀な教員を集め、作った。
 6年生の「杉並ドリル」は国語、算数ともに100枚で、相当な学習量。
 習熟度別に算数の少人数授業も行っている。1クラスおよそ20人。きめ細かな指導が可能。
 時間割には「堀小タイム」。ドリルなどで基礎学力をアップするための授業。

区立堀之内小 松本高晴校長
「“堀小タイム”を設け、標準時数の5%くらい授業時数を増やしている」

 安倍教育改革では、授業時数の10%増を打ち出している。

 堀之内小学校は学校選択制で入学希望者が増加。1年生は1クラス増えた。

 山田宏区長の教育改革の理念は、競争原理の導入。

杉並区 山田宏区長
「適切な競争がないと社会は腐敗します。学校も腐敗します。競争は社会を浄化し透明度を高め、資源を最適に配分する。複雑な文明社会ではそれ以外、方法はない」


 2月の日教組の全国教研集会で、“競争原理”に猛烈に噛みついた人物がいた。

杉並区職員組合 前委員長 長谷川和男教諭(60)
「東京の学校の荒れる実態は、競争原理で競争させることにより子供が高まるという、明らかに間違った幻影にとらわれて、教育改革が進められている」

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