「報道特集」日教組徹底研究

2007.07.03 Tuesday 02:08
くっくり



 日教組と文部省は対立の歴史を歩んだが、長年、社会党とともに歩んできた日教組は、“自社さ”の村山政権が誕生すると、文部省との蜜月時代を迎える。

 96年、文部省中教審委員に日教組関係者を起用。
 “ゆとり”を重視した学習指導要領に。
 文部省と日教組の歩調を合わせた教育改革が滑り出した。だが――。


 1月26日、衆議院本会議。

安倍首相
「すべての子供に必要な学力を身につける機会を保証するため、“ゆとり教育”を見直し……」

 学力低下は“ゆとり教育”が原因、安倍はそう訴えた。

 安倍は“ゆとり教育”の概念は間違っていないとしながらも、学力低下、学ぶ意欲の低下につながっていると話している。

 “ゆとり教育”=学力低下というイメージがあるが――

【「報道特集」が6月26日〜28日に実施したインターネット調査】
   “ゆとり教育”はやめるべきだ=79.1%
   “ゆとり教育”はやめるべきではない=20.9%

 “ゆとり教育”が目指したものはそもそも何だったのか?

 1月24日、首相官邸。
 教育再生会議は“ゆとり教育”の見直しを打ち出した。

日教組 森越康雄委員長
「“ゆとり教育”はゆるみ教育、教育内容・授業時数削減で学力低下と批判され……」

 今なお日教組は“ゆとり教育”を推進すべきという考えだ。
 果たして“ゆとり教育”とは何なのか?


 「1時間で教師が発言するのは、多くて5分以内……」。
 2月の教研集会でこう話した静岡・藤枝の葉梨小学校 梶川賀子教諭。6年生を受け持っている。その社会科の授業風景。

 授業目的は「武士が貴族に代わり台頭したことを資料を見て気づく」。
 教室の机は対面式。重視されるのは生徒同士の話し合い。生徒らに発表させる形式。45分の授業時間で梶川賀子教諭の発言は4分6秒だった。
 生徒らの考えはすっきりとはまとまらなかった。

梶川賀子教諭
「今日答え出た?まだだねぇ。もう1時間やって……」

 授業の成果は何なのか?

梶川賀子教諭
「学力として知識を身につけるのはもちろん大事だが、それと同じぐらい、かかわりを通して人とのふれあいとか、自分を相手に理解してもらう喜びとか、友だちに教えてもらうことで自分がより深く分かるようになるとか、そういう面を大事にしたい」

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