これでいいのか皇室報道

2007.06.09 Saturday 02:39
くっくり



 個々の皇族方の名誉を守り、皇室そのものの尊厳を保持するのに、実際には機能しない刑法上の名誉毀損罪・侮辱罪しかないという現状は、人権上の観点からも、国の品格の観点からも、明らかに不合理だ。憲法上、世襲の象徴天皇という特別の地位を設け、その地位を支える皇室が存在しているのだから、それに見合った制度を整えるのは当然ではないか。その一環として、皇室の尊厳・名誉を守るために、少なくとも親告を待たずに対処できる国民一般とは別枠の法的保護の方策を探るべきだろう。皇族方がご自身で国民を告訴し、法廷で争うことが望ましくなく、かと言って皇室の方々への名誉棄損や侮辱が放置されてよいのではない以上、それは当たり前のことだ。

 刑法に名誉毀損罪などが定められても、それが言論の自由を損なうものではないように、「象徴侮辱罪」のようなものが創設されても、厳格な運用さえ保たれれば、何ら懸念すべき点はなかろう。むしろ野放図な言論が横行することで皇室の尊厳を傷つけ、自由に反論ができない皇族方が大きなストレスを抱えられ、これに憤激した右翼がテロに走って、かえって言論の自由が脅かされることのリスクについても、考えておかねばならない。

 天皇を「統合の象徴」とし、皇族方に不自由を押し付けながら、その名誉と尊厳を守る配慮を欠くようでは、筋が通るまい。

 (1)の大原康男教授の「本来伝えるべきご公務の報道は非常に少なく、国民が皇室の役割の重要性を知る権利を逆に阻んでいる」という指摘、ほんとその通りだと思います。

 うちの夫なんか、ついこの前まで、「皇室の人たちなんか、めっちゃ楽してるやん。どこかの行事に呼ばれて、行って二言三言挨拶して、あとは手振ってニコニコしてたらええだけやろ。それで何不自由なく贅沢な暮らししていけるんやろ」って、本気でそう言ってましたから。

 私の知る範囲ではありますが、実情を説明したら、夫の考えも少しは変わったようです。
 が、それでも未だに「いやー、それでもまだ俺らみたいなサラリーマンよりは楽なはず。失業することもないし」なんて言ってます。

 民間人といっしょにすな〜!両陛下はじめ皇室の方々が心身共にどれほど過酷な状況に置かれているか、ちっとは考えろ〜!と、叫びたい衝動にかられることも度々ですが、それもこれもマスコミのいい加減な皇室報道が元凶なのだと思うにつけ、「夫に怒るのは筋違いか……」とグッとこらえるという状況です。

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