「アンカー」ペルー日本大使公邸人質事件の真実

2007.05.24 Thursday 02:26
くっくり


 「平和的解決」が武力突入を呼んだ

青山繁晴
「日本が求めた『平和的解決』こそが、この無惨な武力突入を呼んだんだということを、この後、ありのままにお話ししたいと思います」

(いったんCM)

image[070523-12ikeda.jpg]青山繁晴
「これは当時記者だった僕が、下手ながら撮った写真なんですけどね(真ん中がフジモリ大統領、右側が池田行彦外相)。事件が終わった後に、池田行彦外務大臣、当時の僕の担当大臣です。お礼に訪れた時の絵なんですね。だから池田さん、複雑な顔なさってますが。この池田さんは事件が発生した直後、それから終わってしまってからの2回、来たわけです。問題は、発生した直後に池田さんがペルーにやってきた時。その時は僕は同行記者だった。池田外務大臣はとっとと帰っちゃいました。他の同行記者もみんな帰っちゃいました。しかし共同通信の判断で、青山だけは置いといた方が使えるだろうということで……」

山本浩之
「タフですからねー」

青山繁晴
「それで4カ月間いることになっちゃったわけですが、問題は最初に来た時に、池田外務大臣はフジモリ大統領に何を言ったのか。これは実は未だに公表されてないんです。外務省の中に、僕ははっきり物を言い過ぎると、僕を嫌ってる人もいます。しかし同時に、『青山さん、あなたがほんとのことを言って下さい』と言う外務省の高官もいます。その方から僕は実は、はっきり申しますが、記録をとりました。その人は退官したので言いますが、文書を見ました。その文書を見ると、この池田大臣がフジモリ大統領に言ったのは、『とにかく日本という国は平和的解決じゃないとダメなんです、国民がもたない』、つまり内閣がもたないんだと。もう何が何でも話し合いで、テロリストにある程度の妥協してもやむを得ないから、とにかく平和的解決だけで行ってくれと。その時に池田さんはフジモリさんに2回会ってます。最初、フジモリさんは断った。『とんでもない、そんなことしたら次から次へとテロが起こるじゃないか、できません』。池田さんは官邸に電話をした。橋本総理に。『ダメだお前、そんなもんじゃ、帰っちゃいけない』と。もう1回会いました。そしたらフジモリさんがガラッと変わってて、『平和的解決を目指しましょう』と。わけわかんない。実は外務省の中に、今もわけわかってない人がいるんですが、僕はこっちの方(フジモリ)の記者ですから、こっち側にも聞きますから。聞いたらですね、『青山さん、我々はびっくりしたんです』と。『どこの世界にそんな国があるかと思ったけれども、自分の国民が捕らわれてるのに』、拉致問題と同じです、『自分の国民が捕らわれてるのに、とにかく揉め事だけはやめてくれ、と頼みに来る政府がこの世にあるってこと、最初はわからなかった』と。しかしそれを聞いてわかった以上は、フジモリ大統領は、この人は天才的な政治家だから、あるアイデアを思いついた。すなわち、すでに大使公邸の構造を調べてて、これ、人質2階に上げられたらどうしようもないと。外から入っていくだけだとどんどん殺されていくだけだから、トンネル掘るしかない。トンネル掘るには最低4カ月かかる。その4カ月をどうやって保たせるか。あ、日本を利用すればいいんじゃないか、と。日本と平和的交渉をやってれば、テロリストも油断する。その間、時間が稼げる。で、ヤマヒロさん、きっと覚えてると思うけど、途中で突然、ペルー軍が音楽流し出したり、演歌を大音量でかけたり、あれ、未だに違った報道があります。あの目的はたった1つで、トンネルを掘る音を隠すためです」

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