2007.05.19 Saturday 01:38
くっくり
それでも飲料水は極めて貴重で、「洗髪は雨水で2週間に1回」という過酷な生活だ。タコ漁などで生計を立てている金さんは、地元紙の取材にこう答えている。
「ここでの生活を続けるつもりだ。誰も文句を言わないし、わずらわしいことがない」
鬱陵郡は今年、竹島に10世帯程度が暮らせる「多世帯村」計画を進めている。竹島の「居住環境」は、国を挙げて着々と整備されている。
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韓国が竹島に接岸施設を完成させたのは97年11月。現在は鬱陵警察署に所属する「独島警備隊」(約40人)が警備し、島内には監視所、宿泊施設のほか通信設備、レーダー、ヘリポートなども備えられている。昨年からはヘリの発着も可能な3000トン級の最新鋭警備艦「太平洋7号」が周辺海域を警戒している。
韓国政府は昨年5月、竹島に対する初めての利用基本計画を発表した。5年間で総額約42億円を投入し、周辺の環境保全や資源調査、施設拡充など「持続可能な利用」を本格的に進めるという。
人が住みやすいとは言い難い島に巨費を投じて居住環境を整備し、警察を常駐させ、韓国客をどんどん誘致する狙いは、国際法上の「実効的支配」の“実績”を刻み続け、領有権を国際社会にアピールすることだ。鄭胤烈・鬱陵郡守は竹島の「多世帯村」計画を「実質的な領有権確保のため」と明確に答えている。
だが、日本が領有権を主張している以上は、国際法上の「実効的支配」とは認められない。それを承知の上で、韓国は将来の“有事”に備えている。韓国が拒否し続けている国際司法裁判所への付託をせざるを得ない状況になった場合に備え、いかに「有効」な実行支配を行うか―が、今盛んに議論されているのだ。
(竹島問題取材班)
産経新聞朝刊大阪版07年5月17日付1面掲載
波頭を越えて−竹島レポート−第2部(3)
【誰でも知ってるヒット曲】
幼少期に「韓国領」意識形成
「♪トクトヌン ウリタン」
ディスコ調のリズム、どことなく演歌風のメロディーに乗って繰り返される歌詞は、タイトルと同じ「独島はわが地」。1982年に韓国で大ヒットした歌だ。鬱陵島の「独島博物館」から展望台へ上がるケーブルカーで繰り返し流れていた。
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