産経/竹島特集「波頭を越えて」第2部(1)〜(3)

2007.05.19 Saturday 01:38
くっくり


 
産経新聞朝刊大阪版07年5月15日付1面掲載
波頭を越えて−竹島レポート−第2部(1)

【観光の最前線 鬱陵島】
島あげて「韓国領」アピール


 「独島ツアー・ドットコム」
 韓国東南部の慶尚北道東端の港、浦項(ポハン)港の待合室には、竹島(韓国名・独島)の写真をあしらった巨大な看板が掲げられていた。竹島への渡航船を運航している会社の宣伝だ。定期便の待合室は、団体ツアーの中高年客でごった返していた。

 韓国政府は同道の要請を受け、竹島の実効支配強化の一環として、今年から竹島への訪問客数の制限を緩和し、1日最大400人から1888人へ大幅に増やした。

 ソウルから浦項までは、鉄道や車を乗り継いで約4時間。竹島へ行くにはここから鬱陵島へ3時間かけて渡った後、さらに2時間近くの船旅になる。竹島周辺の波は荒いため、接岸できるのは年間100日程度だが、それでも鬱陵島を訪れる年間22万人の観光客のほとんどが、竹島上陸を目指すという。

 午前10時、浦項港から鬱陵島に向けて出航した船は、全シートに竹島の写真をあしらったカバーがかけられ、「独島はわが国の領土」と書かれていた。前方のスクリーンでは、韓国の大手携帯電話会社のCMが、「国を考えよう」とのテロップの下、竹島の空撮映像を流している。どこもかしこも「独島」だらけの看板を見ているうち、気づいたことがある。

 目的地は鬱陵島ではなく、その先の「独島」なのだ、と。



image[070515sankei-1.jpg]

 海底火山の爆発で生まれた鬱陵島には、ほとんど平地がない。港からいきなり急坂が広がり、島内を走る車はタクシーもすべて四駆だ。

 本格的な観光シーズンは6〜9月だが、竹島に向かう「独島観光船」は、訪れた4月中旬も満員だった。ただ、波が高かったため、朝の便は途中で引き返した。「ものすごく揺れたよ。明日も船は無理らしいし、残念だ」と中年男性が疲れきった表情で話してくれた。

 「独島観光船」には竹島に上陸するコース、周辺を周遊するコースなど、いくつかの種類がある。島根県が「竹島の日」を制定した2年前は、運行会社が「日本人お断り」だったらしいが、現在は沈静化し、希望すれば自由に乗船できる。ネット上には、実際竹島へ渡ったという日本人のルポもたくさん載っている。

[7] beginning... [9] >>
comments (9)
trackbacks (1)


<< 「アンカー」国民投票法成立 安倍首相の真の狙い
産経/竹島特集「波頭を越えて」第2部(4)〜グラフ >>
[0] [top]


[Serene Bach 2.04R]