2006.04.27 Thursday 01:13
くっくり
あの戦争をどうみているのか、戦争責任は誰が負うのか。それを率直に話せないなら、首相を代わってもらうまで待つしかないと(中国側が)判断しても仕方がないのではないか。(首相交代を待つという)その部分だけ取り上げれば、ずいぶん失礼な話ではあるが、なぜそんなことを相手が言うのかよく考えてみないといけない。
中国が一番求めていることは、日本が再び侵略するような軍事大国になってほしくないということだ。だからそれに反するようなことは何が起きようと中国は文句を言うだろうと思う。
私が大使として北京に在勤中も一番の問題は靖国問題だった。ちょうど今と同様、中国と韓国が大騒ぎした。だが当時の胡耀邦総書記は知日派で、日中正常化の原点に立った人だった。いろいろ問題はあるが話し合いで解決しようと、自ら「中日友好発展についての四項目の意見」を出された。その意見に基づき日本側も努力し、当時の中曽根首相も参拝を控えようということになったわけだ。
日本と中国は、制度もイデオロギーも違う。しかし、その相違があっても平和友好を築くべきだし、築くことが可能であると共同声明に合意しているのだから、その原点に戻って努力すべきだ。(談)
(なかえ・ようすけ)
日本日中関係学界名誉会長。大正11年生まれ。京大法学部卒業後、外務省入省。条約局法規課長、アジア局長などを歴任。昭和59年から中国大使を務め、62年、退官。
[7] << [9] >>
comments (14)
trackbacks (3)
<< 支持率UPのためここまでするか盧武鉉
横田さんが米下院公聴会で証言 >>
[0] [top]