2007.04.16 Monday 13:50
くっくり
そもそも神社と墓場が根本的に異なることは論じるまでもないが、日本のA級戦犯と独裁者ヒトラーを同等に扱うことも、分別のある大人の議論とはとても思えない。
史実では、ヒトラーはベルリンの陥落前に自殺を遂げ、その遺体は、ソ連軍によって回収されて、西側戦勝国に引き渡されなかったため、ヨーロッパに、ヒトラーの墓というものも存在しない。
どうやら福本議員は、頭の中で空想した「ヒトラーの墓参り」という「悪魔崇拝」の儀式と靖国神社参拝をイコールで結んでしまったわけである。当然、靖国神社は「極めて不快」という感想だったが、
「たとえ、墓があったと仮定しても、靖国参拝と同じ文脈で語ることが、全くのナンセンスです」
とは、東大名誉教授の小堀桂一郎氏の言葉。
「歴史的にあまりに無知な発言ですから、怒る気にもなれないし、聞くだけでこちらが恥ずかしくなってしまいます。当たり前のことですが、靖国に合祀されているA級戦犯14人とヒトラーでは、戦争への関わり方がまったく異なるのです。しかし福本議員は、昭和28年8月にA級戦犯の名誉が衆議院の決議で回復されたことをご存知ないのでしょうか。まずはそこから勉強していただかないと……」
挙党体制で中国贔屓
政治評論家の屋山太郎氏もこの発言に憮然とした1人である。
「ヒトラーはホロコーストというユダヤ人狩りで、ドイツ国内の一般市民を虐殺しました。一方、日本の場合は、軍人と軍人が戦った戦闘行為です。同列に論じることが大間違いで、全く異質なものだという認識がないから、こういった馬鹿げた発言になってしまうのです」
おそらく、誰に聞いても一笑に付されるレベルで、公明党関係者ですら、
「申し開きできない」
と、ガックリ肩を落とすのだ。
「福本さんは比例区選出の参院議員で2期10年目です。議員になる前は、愛媛大学で教鞭をとっていました。一応、今は党の副幹事長という立場ですが、これまではダイオキシン対策など、環境問題の“専門バカ”と見られていました。バランス感覚に難ありというのがもっぱらの評価です」
突然、極端なことを言い出した背景については、その前日、神崎武法代表が、
[7] << [9] >>
comments (27)
trackbacks (1)
<< 温家宝訪日 中共の微笑外交に釣られるな!
「ムーブ!」二階俊博とグリーンピア南紀 >>
[0] [top]