「WiLL」慰安婦問題特集

2007.03.27 Tuesday 01:03
くっくり



 この中でも調査者たちをたいへん困難にさせたのは、証言者が意図的に事実を歪曲していると感じられるケースだ。我々はこの場合に備えて、調査者一人一人が証言者に人間的に密接になることによってそのような困難を克服しようと努力し、大部分の場合に意図した通りの成果を上げはしたが、ある場合には調査を中断せざるを得ないケースもあった。このような場合は次の機会に再調査することを約束するしかなかった」

 九二年、九三年に日本が謝罪している最中でも韓国の学者は、「意図的に事実を歪曲していると感じられるケース」があったと書いているのです。

 これは四十人を対象にしている調査でしたが、本にまとめることができたのは十九人でしかなかった。半分以上の人ははじいたのです。

 しかも、その中でも自分で「強制」だったと言っている人はたった四人です。四人のうち、一人は韓国の釜山で「強制」され、もう一人は日本の富山県で「強制」されたと言っている。しかし、戦地でない所に軍の「慰安所」はありませんから、それだけでこの証言はおかしいことがわかります。

 後の二人は、日本政府を相手どった裁判で訴状を出しているのですが、訴状ではいずれもキーセンなどとして「身売り」されたと書いている。つまり、過去の証言と違うことを言っているのです。この二人の証言者のうち、一人は金学順さんです。

 この『証言集』と日本政府が行った聞き取り調査とは、だぶっている部分もあります。しかし、日本政府は誰に聞き取り調査を行ったかということを明らかにしていません。

 安教授の行った聞き取り調査の『証言集』を韓国の外務省の課長が日本の外務省の課長に「これに全部入っています」と、いわばお墨付きで渡しています。韓国が自信を持って渡した「証言」でさえ、このようなものです。

 そして、吉見(義明)教授も和田春樹教授さえも、朝鮮人に対する公権力による強制連行は証明されていないと、後に話してもいますし、書いてもいます。

 金学順さんについて、ご存知ない方のために補足します。
 金学順さんは、日本政府を訴えた慰安婦訴訟の原告第一号です。
 (以下、西岡さんの論説からまとめたものです)

 1990年に大分県在住の青柳敦子という主婦が、韓国に行って「強制連行された人たち、慰安婦だった人たち、日本を相手に裁判をしませんか。費用は全部私がもってあげます」という内容のビラをまきました。

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