朝日新聞 若宮啓文論説主幹インタビュー

2007.02.27 Tuesday 20:26
くっくり



本郷 東大法学部は役人志望が多いからね。

若宮 そうそう。冷ややかで、それに対するアンチの学生集団ができたりしましたけど、ぼくは両方とも、身を引いて見ていたような感じですね。子供の頃から新聞記者になりたいと思っていたんで、なんとか早く卒業したいと思ってましたけど。

本郷 あの頃、そういう人たちはノンポリと呼ばれていた。

若宮 ノンポリですね。ノンポリというのは、全く関心がないわけじゃないんだけど、ちょっと距離を置いて。とてもついていけないと。


社会党が好きだった

本郷 その時代に、最も影響を受けた学問というか、例えば本はありますか?

若宮 いや、そんな決定的なものはありませんけど、駒場では坂本義和さんのゼミでした。一方であの頃、現実主義というのが流行って、永井陽之助とか、高坂正堯とか、東大では衛藤瀋吉、あの手の人が一方で目立っていた頃なんですね。ぼくはわりあい高坂さんにひかれたんです。
 それから本郷では京極純一ゼミなんですけど、京極さんというのは非常にクールな人で、この人には影響を受けました。
 
本郷 古い話だけど、論説主幹だった先輩の森恭三さんは「私は若いころ社会主義者だった」と著書で告白していますよね。マルクス・レーニン主義についてはどのように?

若宮 ぼくはマルクス・レーニン主義者になったことは一度もない。

本郷 どういう風に理解されていますか?大きな体系のことだから簡単にはいえないだろうけど。

若宮 要するに、資本主義の矛盾を鋭く指摘したとか、そういう意味では歴史に残る大きな評価を与えていいんだと思うんだけど、政治運動、政治体制としてのマルクス主義というのは、どう見てもね、理想とはかけ離れているわけですよ。

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