「チーム安倍」と外務省と河野談話見直し

2007.02.16 Friday 01:23
くっくり


 まず彼は外務省の人事で、媚中派、親中派を本流からはずし始めていて、逆にきちんと日本の国益に沿った外交を展開できる人物を重用しているんです。
 その象徴が先ほど、櫻井さんが批判されましたけど、安倍さんの信頼厚い谷内正太郎外務次官だと思うんですね。今まで、内閣が代われば次官も代わるのが常でした。しかし、谷内さんは安倍内閣誕生後も留任しました。三年前、幹事長代理だった安倍さんが、田中均氏の代わりに谷内さんを外務次官に据えたときから、彼は人事面から外務省改革に着手していたわけです。

八木 安倍さんは基本的に官僚に不信感を持っていて、各省次官とも、直接一対一で会おうとせず、必ず大臣と二人で会おうとします。一人で会って、官僚が「これが首相の意思だ」と勝手に政策を都合のいいように作り変えられないためなんですが、谷内さんとはサシで会っているようです。それだけ信頼されているんでしょうが、果たしてそれだけの人物なのか疑問です。他に人材がいないということかもしれませが……。
 しかし、首相になるそんな前から安倍さんは外務省改革の下準備をしていたとは知りませんでした。

屋山 私が長期的視野で安倍内閣を見るべきというのはそういう意味でもあるんです。
 外務省には右にも左にも属さない、真ん中というか日和見外交官がけっこういます。情勢判断に長けている彼らは、軍手みたいに自由に右手でも左手でもどちらの手にも手袋をはめかえることが出来るんですね。そういう連中が、安倍さんが媚中派を排除しているのを見て、みんな徐々に右手に軍手をはめ直しているわけです。
 この外務省に対する構造改革が成功して、意識改革が徹底されれば、かりに安倍さんが任期途中で病気などで首相を辞めても、実務の連中が安倍色に染まっていますから、次の内閣も安倍さんの政策を引き継がないわけにはいきません。そういう後戻りできない形での徹底した改革を安倍さんはやろうとしているんですね。
 たとえば、今年になってから審議官(政治担当)だった西田恒夫氏をカナダ大使に飛ばして、それまで経済担当だった藪中三十二審議官を政治担当に横滑りさせました。言うまでもなく藪中氏はアジア大洋州局長時代「日朝交渉の顔」として活躍した人です。一方、西田氏は昨年七月、北朝鮮のテポドン発射の際、国連の非難決議を巡って慎重な対応を求め、安倍官房長官(当時)と対立した御仁ですよ。

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