イランのウクライナ機撃墜で分かった「ロシア製防空システムはヤバイ」・ゴーン逃亡と会見・安倍4選は?…青山繁晴「虎ノ門ニュース」

2020.01.13 Monday 19:25
くっくり


 そういう国に行く時は、どういう交通手段にするか考えなきゃいけない時代に入ってしまった。
 テロ以外にこういう新しいリスクが出てきたんですよね。

 話戻すと、イランはもともと反政府ムードが高まってるところに、世界に嘘つきだってこと証明してしまったから。
 もともとペルシャ帝国なので誇り高いですから、嘘つきにされたらかなわんというのがあって。
 同時にもともとの反政府の雰囲気が想像を超えたものになりつつあって、僕ショック受けたのは、内部からの情報で聞いたのは、ハメネイ辞めろとずっと言ってると。
 ロウハニ大統領じゃなくて、宗教指導者に辞めろと。
 イスラムの国でそれは強烈な話で。

 あと英国大使の話、出てきてるでしょ(駐イラン英国大使がテヘランで当局に一時拘束された)。
 日本の中東大使と違って、現場行くんですよ。
 デモを見に行って、そのあと散髪に。
 散髪屋で捕まった。
 で、いきなり、デモを煽動しただろうと。
 こういうのはイランにとっては失点になるばかり。

 それをまたトランプさんがそれに付け込んで、ペルシャ語で(イランの抗議デモを支持する)ツイッター。
 やりすぎですよ(笑)。
 イランとアメリカが収まったみたいな報道をまた日本のオールドメディアがやってたが、広がるばかり。


(9)安倍首相 サウジのサルマン国王と会談

 こういう会談は表で発表する以外に、当然、水面下の話し合いがあって、それは発表されませんが。
 中東が焦臭くなったので行くのやめて下さいと言った政府高官がいたのは、僕はあきれて大反論しまして。
 総理に直接、行って下さいね!と。
 そしたら総理が、行かないと決めたわけじゃない!と。
 非常に強い意欲を感じました。
 反対論もありましたが押し切って行かれまして。

 行ったからといってイランとアメリカ、あるいはサウジとイランの間に入れるわけじゃない。
 それはその通りですが、いいんですよ、そんなものは。
 にわかに解決するわけじゃないんだから。
 これいちおう、安倍総理はイランにも行ってて、ハメネイ師に会える唯一の西側のリーダーなんですよ。
 一人だけなんですよ。

 そのルートがあって、アメリカとイランの間に入ろうとしたけども、逆に日本のタンカーがペルシャ湾で攻撃されたりしましたよね。

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