護る会「皇位継承の安定への提言」…青山繁晴「虎ノ門ニュース」

2019.10.28 Monday 19:53
くっくり



(スタジオ:(ざわ))

 いや、別に普通の話で、要するに、今、東京都港区青山って言ってるあたりじゃないかと。
 あのへん墓地になってるけど沼地だったそうですよ。
 親父によればですよ? この話は歴史書がないので…、ないかどうか分かりませんが、ま、親父の話によれば、それがやがて関東武士っていう格好いい名前になって、だんだん西に移ってきて、だから母系教育もやってるけど、でも、ま、土着になって、要するに庄屋さんみたいな形になっていったっていうのが、うちの歴史だって言ってたわけです。

 こういう庶民の家でも、お父さん、お父さんで辿ると、一番最初はたぶん名もなき強盗だったんでしょうが、青山(せいざん)っていうのはご承知の通り墓場という意味ですから、そこでまあ名前が付いたりして、ずっと辿れるわけでしょう?
 でも母の方は、たぶん青山より家がもっと良くて、良い悪いじゃないけど、津山藩の今田っていうね、今田家からお嫁に来た、もう没落して見る影もなくなった家ですけれども。
 でもそのお母さんは、要するに全く青山を辿れないわけですよね。

(スタジオ:「ああ〜」)

 だからこれだけのことなんですよ。
 男系と言ってるのは実は父方で辿ることだから、父方の中に男子も女子も当然いらっしゃるわけですよ。
 それで母方の今田家の方は、これを辿ろうとすると、実は母系は辿ることができなくて、ブチブチ切れるわけですよね。
 分かりますよね? 普通に。
 だから皇族方も同じ人間ですから、そういうふうにしか家はならないわけですよね。

 だから母系の継承と言ってるけどそれは切れるから、例えば母系でもいいですよっていうイギリスは王朝がどんどん変わってるわけですよね。
 日本は王朝はずっと変わらないわけですよね。

 王朝が変わらないってことの根本的意義のひとつはですね、もともとその王朝の一番最初の方は、祭主(まつりぬし)なんですよね。
 要するに今、神官がこう(お祓いのポーズ)なさいますが、それが受け継いでるように、人のために祈るっていう、祭主なんですよね。
 つまり、祭主のお家なんですよ。
 いわば独特のお家なんですよね。

 で、その天皇家っていうお家がずーっと続いてるから、現在の今上陛下も例えば、宮中祭祀で、真夜中も含めてお祈りになる時に、ご自分のことを祈られたり家族のことを祈られずに、みんな、私たちのことを祈ってくださるっていうのは、そういう役割のお家がずっと続いてきたからなんです。

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